2015年4月18日土曜日

今年はコガネムシが先


毎年この時期になるとどちらかが先に姿を現す虫、ひとつは近くでせっせと捏ねて作った泥団子を抱えて玄関の天井にある通風口から入ってきて巣作りをする漆黒のグラマー「スズバチ」(スズメバチではない)。

もうひとつは夜に開けた窓から灯り目指して飛び込んで来る「コガネムシ」かその近縁種。

今年はコガネムシが先でした(アオドウガネの時も多い)、正しくは「スジコガネ」、確か昨年はスズバチが先。

スパッと飛び込んで来るのですが着地が下手で何かにぶつかって落下し、モジモジと羽を閉じるような虫、黒く小さな目をツヤツヤとさせているだけで特に動き回ることはしないようで。

たまにピクピクするぐらいで、そんな動かないままなのに夜が明けるといなくなっているのが普通で・・・はて、毎回どこへ消えて潜んでいるのだろう。

今夜はさきほど飛び込んできた台所の窓の外で物思いに耽ってもらっている、窓越しにじっとしているのが室内からの灯りに照らされて見えている、朝になればきっとまたいなくなっているはず。

季節が春から初夏へ移ろうかという毎年のこの時期のこと。

ほとんど同時期にハエトリグモが登場する、ある日突然白い壁に黒い点のように現れる、屋内で過ごすクモなので家のどこかで冬を越していたのである、ハチやコガネムシは追い出しはするけれど、我が家はクモは追わないしもちろん殺しもしない。

実家にはアシダカグモもいる、子供の手のひらサイズで走るのがめっぽう早い、姉は押入れを開けると上からポトリと落ちてきたりでふいに出くわすと悲鳴を上げるが殺さぬようにと言ってあるので協力してくれている。

不快な害虫を食べてくれる益虫なのである(厳密には虫ではないが)。

これから小さな生き物が増えてくる季節、私は虫が苦手ではないので困ることはない。

毒があって刺したり咬んだりや、不潔で食中毒の原因になったりと困ったことになるのでなければ・・・なるべく殺したりなさらぬように。>皆様