2011年2月12日土曜日

犯人はお前だ!


酒が好きなくせに弱いという飯塚の下戸を誘って行く予定だった城島(久留米)の酒蔵開きは懸念していた通りの悪天候となりやむなく中止、自然相手なのでこればかりは仕方がない、それにしても残念。

酒蔵開きはしばらくの間あちこちで催されるので他所のを期待しよう。

福岡は午前中こそチラホラ程度の雪だったのだが、正午あたりからは視界が悪くなるほどでかなりの降りよう、しかも、夕方近くからはそれまでの綿のようなフワフワしたものからギュッと固めたような粒状に変化、そのせいで一旦降り始めると溶けることなくあれよあれよと言う間に積もってしまう。

この雪の粒、固いので踏むと滑りそうで怖い。

せっかくの連休を台無しにした低気圧を地上天気図(添付画像1枚目)に探してみれば・・・はっきりしない、そう、こいつは高層天気図(2枚目)にだと姿を現す切離低気圧とも呼ばれる寒冷低気圧なのだ、北朝鮮あたりからロシア南部の大陸に中心を持つ日本海にせり出した低気圧、犯人はお前だ!

遠い雷を響かせ、暗い雲で空を覆い、長時間雪を降らせて、しかもノロノロと長居する嫌な低気圧。

当然のことで明日も居座り、明後日になってもまだ日本の近くにあるはず・・・、月曜の朝は雨か雪の出勤かもしれない、憂鬱なり。

雨は嫌いだが雪はなおさらである、靴や裾が濡れたり着衣が湿るのが不快なのだ、雪が白くてきれいだから好きだという人は多いが、私には裾を濡らす嫌な気象現象なのである。

寒いのは平気なのだが。

福岡は雪に不慣れである、10cmも積もればニュースのトップで登場するくらいで交通がマヒするのだ、北陸から遠い地方の人からすれば冗談のような話であろうが。

ちなみに、私の記憶の中で最も積雪したのは小学生の頃で、確か20cmくらいだったような・・・、子供の体にはもっと積もったような感じだったが福岡管区気象台の発表だったので間違いはない。

普通でも遅い路面電車(当時はまだ路面電車が走っていた)は乱れ、車の事故も多発し、夕方のニュースはこの話ばかりだった。

もう今はあのような雪の積もりかたはしないだろうけど、それでも雪には弱いのである。

さて、この寒冷低気圧は何日居座って東北や北海道でどれほど雪を降らせるものか、現地の人は毎日の雪かきなどで大変だろうなと思う。

青森の知人は日に2度の雪かきをするのだと言っていた、しないと大変なことになるらしい、雪かきにかかる時間も体力もまた大変なものである。