2010年2月5日金曜日

宗像市へ嫁ぐ庭木

近所の庭木がよそへ貰われて行くことになった、嫁ぐのは実家町内のお宅の庭に植えられていたイチイの木、庭の半分を駐車場として使うために高さ2mを超えるほどにまで成長したイチイの処分となったようです。

買うと高そうではある。

以前に「要りませんか?」と言われたことがあるのだが、うちの庭は狭くて植えるスペースが確保できないので無理だったのだ。

もちろんよそへ貰われて行くと言っても切り倒して薪にするのえではない、ちゃんと植えてもらうのだ、引き取り手はいないものかと探していたら宗像市内の個人が見つかったという、ただし、実際に引き取りに来るのは今月中旬。

「なかなか大きくならないけど枯れもしないね」というのが口癖みたいになっていた町内のそのお宅、イチイはゆっくり育つのだが割と小さい頃から春に白い花を、秋には甘みのある赤い実を付ける。

そのお宅の人は食べているというのを知って驚いたことがある、イチイの実は無毒だが種は有毒なのだ、噛み砕いたりの心配は無いのだろうか、種は食べぬようにと伝えはしたが。

確か葉も幹も有毒、赤い実の果肉部分だけが無毒だったような・・・。

初めて見ると変わった実だと思う人は多そう、葉も独特、庭木にするには面白い木、先に書いた赤い実は小さくてかわいい、それに綺麗なのだ、「うわ、なんだ、毒があるのか」と嫌うことなかれ、触れても嗅いでも全く影響なし。

そのお宅の2人のお子さんが小さい時はクリスマスになるとイチイの木にいろんな飾り付けをしていたのを見たことがある、お菓子の空箱やガラポンで出てきたカプセルとかぶら下げて。

不思議と飾り付けをすると雨が降っていたけれど(笑)。

そして小学校も高学年になると現実に目覚めるのか飾り付けばしなくなったようだが。

そんなイチイの木、嫁ぎ先で枯れませんように、そして、嫁ぎ先のお宅の人がうっかり種まで食べてしまいませんように。

苦いらしいのでうっかり噛んでも吐き出すとは思うけれど。