2015年5月31日日曜日

テレビドラマ

30年以上も前にNHKで放送されたドラマを思い出してみる、向田邦子脚本の「阿修羅のごとく」というドラマである。

4人の娘の母親である竹沢家の妻が唱歌など口ずさみながら夫のコートを手入れしているシーン、そのポケットから出てきた物は夫の愛人の子のものである車のおもちゃ、それを手に取りしばしゆっくりと愛でていたのにだが、突如としてそれまでの穏やかさの後ろから内に秘めたる阿修羅そのものが現れて妻の形相は一変。

夫と、夫が密会している愛人への鬱積していた怒りや憎しみを叩きつけるかのごとくおもちゃを部屋の奥へ投げつける妻、画面に映るのは襖に突き刺さったままのおもちゃだけだった。

2015年5月30日土曜日

ペプシvsコーク


夕方近くから友人らと一緒にIKEAへ行った、99円のガラスの器や小型のシーリングライトが欲しいと言うK氏からのお誘いだった、だが、目的はもうひとつある、「500円のオリエンタルビュッフェ」だ。

なんでも今が期間限定の企画の最中らしく、会員向けメールマガジンでそれを知ったというK氏が1コインビュッフェに興味を持ったのだった。

2015年5月29日金曜日

安くなったというよりは

無料配布のものを貰って、無料なのが気の毒なので1,300円ほどを寄付した・・・と、言ってもおかしくなさそうな価格、それくらい安くなった、何がといえばSDカードだ、博多駅隣のヨドバシカメラで1枚買った。

通販ならば更に安そう、きっと1,000円もしないと思う。

2015年5月28日木曜日

K-9復活

そう、アプリ選びは楽しい(2015年5月4日のブログ)、前回そう書いたのはメーラー選びの時だった、二者択一でそれまで使っていたK-9をCloudMagicに変えた時だった。

しかし、今日またK-9(正しくはK-9mail日本語版)に戻したのである。

2015年5月27日水曜日

昔話は怖い

気の早いことに盆休みは有給休暇を足して1週間ほど京都へ行くという友人がいる、なんと宿も既に確保できていて、あとは急な仕事に邪魔されることなく、そして、体調を損なわず当日を迎えられたら連休を楽しむだけという状態。

まだ2ヶ月以上先のことながら遠足の日が迫る子供のように楽しみにしている、早々と「お土産は何がいい?」などと訊いてくる始末。

2015年5月26日火曜日

元は誰かのペット


仕事場までの行き帰りは久々に徒歩だった、車を使うよりも30分ほど多くかかるが一日の歩数がやっと5桁になる、車や地下鉄に頼って暮らしているとそれほど歩かないものだなと思う。

歩いていると辺りの様子を細かく観察できるのが良い、看板が新しくなったりや、よそのお宅の木に花が咲いていたり、歩道の隅を蟻が歩いていたりなど、気がついたからといって何がどうだというわけでもない程度のことだけれど。

2015年5月25日月曜日

SPF24敗れたり


もっと上の35や50にするべきだった・・・。

午後は仕事の延長で行った福津市のついでに寄り道で宮地嶽神社や宮地浜や福間海岸のあたりを車から降りて徒歩でうろうろ、ギラリとした日差しと清々しい青空を1枚パチリ。

なにしろほぼ快晴で海風が吹き、気温が高めだったのにサラリと乾いていて気持ちよかったのだ、日が傾き始めるまで浜辺の散策とお茶を片手にぼんやりなどで思い切り日に晒された午後だった。

紫外線が強いのは分かっていたので日焼け止めで対策、ディスカウントストアで

2015年5月24日日曜日

あぶらむし

咄嗟の時にこそ脳に染み付いた昔の言葉が出てしまう。

夜、ベランダの網戸を開けて洗って干していたスニーカーを取り込んでいたらポトッと何かが闇夜からこちらめがけて飛びこんで来た、虫だ、コガネムシかカナブンか?

いや、違う、「あぶらむしっ!」・・・と脳内で叫んで履いていたクロッグ風サンダルで叩き潰そうとしたがササッと部屋の中に入って行ってしまった。

これはおおごと(!)。

あぶらむし=ゴキブリのことである、知らぬ人もいるがゴキブリはちゃんと羽があって飛べるのだ。

2015年5月23日土曜日

タオルの除菌

以前は気温が高くなってくると洗濯済みのきれいなタオルなのに濡れた手などを拭くと臭うことがあり不快だった、湿度も高くなる夏本番だとなおさらであった。

ここでひとつ、私なりの解決法を紹介しておく、だが決して薦めているわけではない、参考例としてである。

複雑に絡みあう繊維に菌が繁殖しているのは疑いようのないこと、まずはしっかりと汚れを落として栄養源を断ち、増えてしまった菌そのものを減らそうと試してみたことがある、誰もが思いつくであろう酸素系や塩素系の漂白剤を使うことだった。

2015年5月22日金曜日

グーグル先生ありがとう

幽霊はいないと思っているくせに怪談系の話が好きである私は怖いと評判の古い映画についてのやりとりを某サイトの掲示板で見ていた、映画のタイトルは「シェラ・デ・コブレの幽霊」、そこではYoutubeにテレビの番組で取り上げられていた回の放送分がアップされているという情報あたりで流れは終わっていた。

私もそれくらいしか知らない、そこから先の展開は

2015年5月21日木曜日

夏一番の厄介者

仕事帰りに実家に寄った、私宛の郵便物を受け取り、姉と台所で話をし、ついでに庭の手入れもした。

庭の鉢植えを動かしたところ底からちょろちょろと這い出てくる生き物がいた、細くて小さいのでヤスデかと思ったのだがムカデの子供だった、小さいなりにも頭部が赤っぽいのでトビズムカデである、今年もとうとうそういう季節になったのか。

2015年5月20日水曜日

タコ焼きに似て非なり


とあるドラッグストアに本日の特売品のムヒを買いに行った、髭剃り後の濡れた肌にごく少量伸ばすように塗ると赤いポツポツや痒みも出ずに調子が良い。

私の場合、カミソリ負け対策はアフターシェーブではなくムヒなのだ。

2015年5月19日火曜日

遠く見えるは相島


昨日とは一転、きれいな青空が広がった福岡、仕事を終えて帰宅すればまだまだ日が高くてベランダの手摺りに反射して目に眩しい、ふと思いついたのは洗濯でもして西日と北風に乾かしてもらうか、久しぶりに一周してみたい東区の端に行ってみるかの二者択一。

特に理由はないが今日は東区へのドライブを選んだ、志賀島(しかのしま)である。

行ったことがない人のために書いておくと、志賀島は「島」とはいえ砂州で繋がっているので陸路で自由に行き来可能な場所なのである、以前は毎月のようにドライブや海産物の買い物(サザエや干物)や食事で足を運んでいたのだが、福岡西方沖地震の影響でしばらく通れなくなったのを機にあまり行かなくなってしまった。

今でも危険だから行かなくなってしまったというわけではない、今は安全で全く問題はない、ただ、一旦サイクルが途切れてしまったら、結局そのままになってしまっただけである。

いざ志賀島へ、自宅を出て箱崎から箱崎ふ頭へ入り香椎かもめ大橋を渡って香椎浜を通り、さらに人工島を横切って海の中道大橋を渡って奈多から志賀島へのルートへ。

香椎を通って和白からのルートしかなかった昔と比べるとなんと近くなったものかと毎回思う、1時間半以上かかっていたものが30分ほどで行けるようになった、凄いことである。

奈多から雁ノ巣(がんのす)に移ったあたりから風が強くなってきた、全開の窓から時折ボウッと北寄りの風が入ってくる、日差しで車内が暑いのでちょうどよかった。

志賀島に入ったあたりをスタート地点として周回路を時計回りに進む、勝馬(かつま=志賀島の北の端あたり)から元のスタート地点に戻る途中のやや広いあたりで脇に寄り、ハザードを点けて運転席から腕を思い切り伸ばして助手席側の窓の外を1枚パチリ。

鮮明ではないが相島(あいのしま)が見えていたのだ、10代の終わりに1度だけ行ったことがある島、今はどうなっているだろう。

志賀島では車から降りずに本当にぐるりと一周しただけだった、だけど久々に潮の香りを嗅いでスッキリできてよかった。

帰りはやって来た道を逆に辿って自宅へ戻り、まだ明るく時間も余裕があったので・・・洗濯も済ませた、ベランダから空を見上げると飛行機雲が2本、天気が崩れる前に出やすいが明日は雨ではなく晴れるらしい。

外には干さずに室内干しにしたのだが、このブログを書いている途中で触ってみるとほとんど乾いている、冬とは随分な違い、この季節だと日暮れ直前からの短時間の室内干しでこんなに乾いてしまうとは。

志賀島の海を思い出してみる、今日が真夏のうだるような暑いだったら海の家の近くの海水浴場で泳いでいたかもしれない、いや、泳ぐというより水遊びか。

おっと、ここでひとつ注意を。

その海水浴場から西戸崎カントリークラブや海浜公園側の長く続く誰もいない浜辺を歩いていると波打ち際のペットボトルがサーッと沖に引かれるのを見たことがある、沖へ沖へと不思議なくらい遠くなって行く、離岸流だ、人の多い海水浴場なら助けも呼べるが、そうではない場所だと非常に危険で命にも関わる。

どこの海へ行こうとも、夏の海水浴シーズンはご用心を。>皆様

2015年5月18日月曜日

移転したベーカリー

車で東区の香椎宮近くを走っていた午後のこと、以前はもっと博多区寄りの場所で営業していたベーカリーを見つけた、旧店の時は知り合いが2種類(商品名は忘れた)買ってきてくれて美味しかったのだ、クランベリーとクリームチーズが入っていて美味しかった。

いつか行ってみようかと思っていたのだが駐車場が無い上に営業日が週に4日だけらしいのでなかなか機会が持てず、いつの間にか無くなってしまった。

てっきりお店を閉めてしまったのだと思っていたら移転だったのか。

立ち寄る予定も時間もなかったので今日は

2015年5月17日日曜日

降灰


流れてしまったゴールデンウィークの鹿児島行き(2015年4月15日のブログ参照)を昨日決行、メンバーは4人から2人へとなり、2泊3日は1泊2日となってしまったが貴重な体験もできて楽しかった。

貴重な体験とはまさに桜島、目の前で噴煙が上がるのを始めて見たのである。

鹿児島に到着後、すぐにホテルに荷物を預けて路面電車で繁華街を回る、休憩や食事などで散々歩き回ってブログに書きたいこともいろいろあったのだが、その翌日(今日)にそれらが全て吹き飛んでしまった。

諸々を吹き飛ばした張本人は桜島である、現地の人にとってはいつもの出来事で何ら珍しくもないことかもしれぬが、福岡からやってきた私には凄い出来事だったのだ。



フェリーでそこへ渡り、周回路に沿ってレンタカーでドライブしたのだが、気がつけば噴煙が上がっていたのである、音は全く聞こえなかった(車中で気付かなかったのかもしれない)、助手席の連れが窓越しに振り返ってみると、つい先ほどまで「暑いね」などと言いながら立っていた湯之平展望所からのものとはまるで違う情景にびっくり。



驚きつつも噴煙がやって来そうにない有村溶岩展望所で車を停めて降りてはみたものの・・・、「あれ(噴煙)、大丈夫かな?」と不安になって早々に退散、そのまま陸路を辿って桜島から離れたのである。



錦江湾沿いに走りながら灰が鹿児島市内に流れて降っていそうなのを知る、着いてみれば案の定で、どこもかしこもザラザラ。

鹿児島中央駅に着いてレンタカーを返して表を歩くと口の中に灰が入ったらしくジャリッとしたものを噛み締めてしまう、目がゴロゴロして髪や服にも降り落ちる、なので帰りの新幹線の時刻まで駅ビル内を徘徊、食事と土産物を買ったりで過ごしていた。

テレビで見るぶんには「うわあ、灰だらけで大変だろうな」と思うぐらいなのだが、いざ自分がそこでそういう目に遭うと「大変」という言葉に重みが出てくるものである。

高い噴煙は怖かったし、ザラザラの降灰は大変だったけれど、これも貴重な体験だった。

これは余談だが、駅近くで予約を入れておいた軽のレンタカーを借りたのだがスマートキー方式で戸惑ってしまった、鍵の存在を意識しないで使うというのは便利な面もあるかもしれないが、私のはキーレス方式なのでドアロックの開閉も手動による任意で、エンジンスタートも鍵穴に差し込んで回さなくてはならない、個人的にはそういった確実さがあったほうが良い気がする。

スマートキーの電池はそうそう早く減るものじゃないだろうけど、もしもの場合どうやって車を始動させるのだろう? スマートキーをエンジン始動に問題のない距離の車外にうっかり置きっぱなしの場合は後からどうするのだろう?

何か回避策というか、そういう場合の仕組みはちゃんと用意されているのだろうか。

・・・などと、私が心配する前にもちろん考えられているのだろうけど。

またの機会があれば本来一緒に行くはずだったメンバー4人でまた鹿児島の小旅行を楽しんでみたいなと思う。

2015年5月16日土曜日

”恋の媚薬を君にあげる”


夕食の後は歯磨きとゴロ寝のテレビで眠ってしまっていた、目が覚めると日付けを跨いで雨の降る土曜日の早朝。

いつもと違う時間に眠ってしまったのでしばらくは目が冴えているはず、再び眠くなるとしたら明るくなってからではなかろうか、まあ、仕事は休みなのでそれでも構わぬが。

古いCDを引っ張り出して久しぶりに聞いている、「Date of Birth」の”Date of Birth”、アーティスト名がそのままアルバムタイトルになっているのだ、今はちょうど3曲目の「Time of Fire」が始まったところで最初の歌詞が流れてきた、このブログのタイトルはその出だしの歌詞にしよう。

じっくり耳を傾けるも良し、何かの傍らで聴くBGMでも良し、バランスの良い10曲が詰まったお気に入りの1枚である。

福岡出身アーティストだからという贔屓ではない、滑らかなメロディにぴったりの柔らかな歌声、出しゃばらないリズム、聴いていて疲れないのが良い。

デビュー当時からのファンというわけではない、全く知らない人たちだったのだ、地元民放局のローカル番組「うるとらマンボウ」という番組のオープニング曲に「1969」が使われていて、「誰の曲だろう?」というところから始まったファンなのである、ちなみに今聴いているCDでは2曲目に収録されている。

そうやって気になるとそれまで見過ごしていたことに気付くようになった、テレビドラマのテーマ曲になっていたり、地元スーパーのCMで使われていたり等。

現在は活動されているのだろうか、公式サイトは無くなってしまったようだが。

・・・このブログを書くのを一時中断し歌声を聴いていた、キーボードを叩くのを再開したまさに今、9曲目の「Lisa」から10曲目の「Remenber Eyes(extended version)」に移ろうとしている、面白いことに同タイトルでありながら某通販サイトの曲目リストでは曲順が異なっていて日本語になっている、たとえば9曲目は「リサ」として5曲目へ移動し、10曲目の位置は変わらないがタイトルが「思い出の瞳」という具合に、別編集のCDなのだろうか、それか通販サイト側のタイトルリストの編集ミスか、よくわからない。

では1曲目、手持ちのCDでは「Do You Believe Yourself?」となっている曲名が通販サイトのそれではどうなっているかと言うと・・・「ドウ・ユー・ビリーヴ・ユアセルフ?」だった。

なんだ、カタカナになっただけではないか。

彼らのCDを聴いたあとは続けて「SWING OUT SISTER」の曲も聴きたくなってしまう時がある、なんとなく共通点がたくさんありそうで別物としてというよりは「引き続き」として聴きたくなるのである、私の中では両者はベクトル的に近いと思っている、なので片方を好むので、もう片方もおのずと好きになってしまった。

異論は多いと思う(笑)、まあ、いずれにせよどちらとも素敵な楽曲揃いなのだ、それは間違いない。

2015年5月15日金曜日

シオゴマ

調理の仕事をしているので衛生面には気を遣う、手指の洗浄は当たり前だがハラリと落ちる髪の毛も怖い、電動バリカンで毎週自宅刈りをしている短い髪なのだが抜け落ちる頻度は長さに関係ないので用心している。

なので厨房に入れば帽子を被る、昔は調理師用の和帽子だったが、今は髪を被える範囲が広いのと洗濯が手軽なのでバンダナタイプである。

厨房ばかりに居て滅多にお客さんの前には出ないせいもあってたまに出て行くと不思議そうな顔で見られるけれど、帽子が無いと尚更のこと誰だろうと思われているようだ。

仕事が終わって表に出ると、贔屓にしてくれるお客さんと

2015年5月14日木曜日

「チキン」と「かしわ」

低い雲混じりの曇天なので雨が近そうで、そのくせぼんやりと自分の影ができるくらいの薄日が射しているようなそんな午後、仕事を終えて自宅か買い物かの東とは逆の西へ向かった、行く先は慣れか散歩コース、舞鶴公園から大濠公園である。

予報では確か明日からしばらくは雨だった、梅雨も迫って雨の降らない日のうちに歩いてきたのだ。

夏日ともなるとさすがに半袖姿のほうが多い、日陰でぼんやり過ごすのはちょうど良いが歩くと汗ばむくらいで暑かった、冬の間は北風に震えながら

2015年5月13日水曜日

120円は安い


日が暮れてから普段ならあまり立ち寄らぬスーパーへ、その近くのディスカウントストアに行ったついでの寄り道だった。

時間的に混雑のピークは過ぎていたようで店内は比較的ゆったりとしていた、あれやこれやたくさん買う予定はないのでカートではなくカゴを提げてゆっくりと奥へ。

最初に野菜コーナーを歩いてみる、やはり高い、キャベツなど1玉で300円ほどである(!)、総じてどれも高いのは日照不足が原因らしい、私が住む生活圏では天候不順を感じないので「日照不足」と聞いてもピンとこない、産地は日本各地に広いのをあらためて知る。

野菜では玉ねぎだけを買った、干し玉ねぎ(普通の玉ねぎ)を探したがまだ新玉ねぎしかなかった、干したのは日持ちがするし水っぽくならないので料理に使いやすいからである、なので新玉ねぎを買ったら常温にではなく外皮を剥いて冷蔵庫で保存している。

鮮魚コーナーの端に見付けたのは1パックで120円の生メカブ、時間切れ間近の値引き品ではない、今日の売り値そのものが120円なのである、普段は250円〜300円ほどなので半額以下、あまりに安いのでもしや韓国産かと思えば「福岡県産」との表示があったのでもちろんカゴへ。

なぜこんなに安いのだろうと考えてみたのだが、メカブの旬は3月から4月で、5月の今頃だと出回るのもいよいよ終わり頃で食味がやや落ちているからではなかろうか。

なのでサッとお湯にくぐらせてしゃぶしゃぶ風で食べるよりも三杯酢(酢と醤油と味醂を同比率で合わせたもの)で食べたほうが食味をカバーできて良いと判断。

他に買ったものは厚揚げとピルクル1リットルだけ、他は冷蔵庫の中にあるものを使えば夕食のおかずにはもう充分、そのスーパーでの買い物は合計で税込み437円なり、自炊派の食材買いはまことに安上がりである。

部屋に戻ればさっそくのメカブ、茎の近くの砂などを洗い流して、サッと湯通しで画像の通り濃い茶色がパッと鮮やかな緑に変わるのはいつものことながら手品のようで楽しい、硬い茎は薄く切ってごま油と醤油で炒めてきんぴら風に調理、胞子葉はひたすら包丁で細かく刻むのみ。

途中・・・摘み食いでやや量を減らしたものの、1人で食べるには多過ぎるほど、いえ、食べてしまいましたが。

思ったより味があって美味なり、個人的にはメカブには三杯酢と少量の柚子胡椒がベストマッチだと思っている、人によっては甘味の無い二杯酢(酢と薄口醤油を同比率で合わせたもの)が好みだという人もいる、今夜は健康を案じての献立というわけではないけれど脂質を抑えた夕食でお腹いっぱい。

旬を過ぎたとはいえ、こんなにたくさんの新鮮なメカブがたったの120円だとは。

メカブでよく言われる食物繊維やフコイダンについての健康作用等については詳しくないので解らないが純粋に食材として海藻類(海草も)は好物で、日持ちしないものながら明日食べるにはまだ大丈夫なはずなので、あともう1パック買っておけば良かったなと今頃思っていたりする。

しばらくはまだ店頭に並ぶかもしれないが、旬を迎えた美味しいものが出回るのはまた来年の春、磯の香りが苦手でなければきっと美味しく食べてもらえるのではなかろうか。

まだ食べたことが無いかたは手軽な味付きパック品もいろいろあるようなので試してみてはいかがだろうか。>皆様

2015年5月12日火曜日

夏野菜

早朝にザッと降った雨を境に気温はストンと下がっていった、日付けも変わった深夜帯は熱帯夜すれすれの暑い夜だったというのに、その4時間後は8度も下がっていきなり肌寒い。

こんな極端な日に仕入れた食材の中に「紫」と呼ぶ野菜が入ってきた、紫=長茄子なのだ、普通のものと区別するために私と仕入れ業者とでは長茄子の時だけ紫と言う。

博多長茄子や久留米長茄子といった品種で「大長茄子」と一般に呼ばれることもある。

とは言っても決して最近新たに登場した品種というわけではない、逆にいろいろと改良される前の昔ながらのもので、皮が薄くて柔らかく傷みやすいので品種改良

2015年5月11日月曜日

死語と韋駄天

一昨日あたりからニュースや天気予報で注意喚起されていた台風6号(ノウル)が日本の南を東進するということで今日は呼びかけも「注意」から「警戒」レベルの扱いになっていた。

進路を西から北、そして東へと変える様は晩夏か秋のそれのよう、仕事を終えてスマホで予想進路を確認してみれば速度が速い、明日の夜には時速70kmを超える予想になっている。

「わあ、秋の韋駄天台風みたいだ」と言うと仕事場の裏口に来ていた食材卸業者の若い営業さんが「”いだてん”っていう台風があるんですか?」と訊いてきた、もちろん台風の種類にそういうものはない。

2015年5月10日日曜日

関門橋の腹


午前中から5人で北九州まで行った、私の軽自動車とは違って大きなワゴン車だったのでゆったり気分で後部座席から窓の外の景色を楽しんだ、運転は車の持ち主のお任せしていたので両手が開いている、ジュースやお菓子だって大丈夫、隣の友人とお喋りや居眠りすら問題なし。

福岡市を出て高速道路を東へ、途中の古賀サービスエリアへトイレ目的で寄った以外はそのまま小倉まで走った、到着したのは予定通りの午前11時過ぎ、少し早めのランチなのだ。

今日の参加者のお兄さんが焼肉店をオープンしたというので皆で行った、店の前には花輪が目立っていて店の所在を探すのには苦労しなかった、入ってみるとそう広くない店内は既に席が半分ほど埋まっていて出だし快調・・・のようだったが、まだオープン2日目ということで厨房が追いつかない、まだ不慣れなせいでトラブル続出の様子。

「まだ来ないよ(注文の品が)」、「なんか雑だね(肉の盛りが)」とお客さんは容赦ない、そこへ福岡市から中年男が5人も来たので混乱に拍車をかけそうだったので、オープン記念の焼肉はまた別の機会にしようということで店を出た。

代わりに選んだのはJR小倉駅前の商業ビルにあるビュッフェ、窓際の席は良かったけれど料理は料金(1,500円)相応といった感じ、1,500円に多くを望むほうが酷なのだけれど。

スイーツ類が多い印象、女性には喜ばれるかもしれない。

その後しばらく魚町銀天街や旦過市場を散策、午後2時頃に小倉を出て九州の端、海峡の向こうは本州の門司港まで行った。

関門橋の袂にある駐車場に車を停めて海風に当たる、車の中は暑いくらいなのにそこでは長袖が欲しくなるほど寒かった、風が強いせいと、関門橋の陰で日が当たらないせいだと気付いた。

そこで少し移動してカメラで上をパチリ、横からの姿を目にすることが多いその橋を、今日は腹側から見上げてみた。

いつだったか・・・かれこれ10年は昔ではなかったか、この近くの休憩所か土産物屋の中にテーブルタイプのスペースインベーダーを見つけたことがあった、置いているだけではない、ちゃんと電源が入っており硬貨を入れれば遊べるようだった。

CRTの画面は経年劣化と焼き付きで暗くボヤけて画質は酷かったが、私が中学生の頃に大ブームとなったあのゲームマシンとの再会、しかも実稼働中のそれに出会えたことに驚いたことをよく覚えている。

その時は遊ぶ時間がなく、延々と繰り返しているだろうデモ画面のプレイヤーがインベーダーの攻撃に爆破される音「ドーン!」というのを聞いたところでその場を後にしたのだった。

ええと、あれはどこだったのだろう、殺風景な場所にポツンと置かれていた、今でもそのままだろうか、年月から考えて壊れて撤去されていそうな気はする、あれやこれやと記憶を辿ってみるもののはっきりとした場所を思い出せぬまま、またもやそこから離れることになった。

福岡に帰り着いても考えていた、あれは確か・・・うーん、いや、やっぱり思い出せない、門司側だったと思うのだが、もしかすると下関側かもしれない、とにかくそのあたりだった。

次回はいつになるかわからぬが、行けば一応探してみようと思う。

中古で買うもの買わないもの

今のデスクトップPCは中古で買ったものだ、どこかの会社で使われていたであろう富士通の法人向けモデルである、型番で調べる限り7年ほど前に発売されたらしい。

本体側面に傷があるのと、OSとキーボードが付属していないこと、でも光学式マウスはおまけで付いていた、それでメモリ2GByte+デュアルコアで送料込み4,500円ほどだったので破格もいいところだ。

本体が安く買えたので真っ先にくたびれそうなHDDの換装用を1台買った。

到着日に早速日頃使い慣れたLinuxを入れ現在に至る、不具合は全く無い、若干消費電力が多いがフルパワーの状態が続いたとしても(まずそんな状況は起きないけれど)最大で1時間あたり5円ほどなので問題ではない。

その価格の安さを友人に自慢してみたら「なぜデスクトップなの?」と訊かれた。

何故・・・うん、何故だろう、ノートPCだったら中古は買わずに新品を求めてしまうのに。

据置型として使おうが本来想定されている通り可搬型として使おうがノートPCならば中古は求めない、欲しくてたまらなかったら高いなと思いつつも新品を買うだろう。

今のところは新品で買ったパナソニックの古いレッツ君(CF-R2)がいまだに現役で働いてくれるので買う計画はないけれど。

私の生活圏内には知っているだけでも7軒ほどの中古ショップがある、そのうち5軒に入ってみたことがある、各店共に取り扱い商品に得意分野のようなものがあって品揃えのジャンルにやや偏りがみられるが、かえってそちらのほうが面白い、どこも同じような店だと価格と商品の状態でしか勝負できなくなるので。

買ったものも幾つかある、冒頭から書いたデスクトップPCの他に、傘立て、AVケーブル、CD(これが一番多い)、ゲームソフト、鉄鍋(耐熱ガラスの蓋付き)、ステンレスの灰皿(仕事場用)、保温プレート・・・思い出すだけでそのくらいか。

買わないものもある、デスクトップPCと併せて書いたノートPCに、洗濯機や冷蔵庫、そしてなんといっても衣類や靴、バッグ類である、なぜだか抵抗があるのだ。

そして今、またもや中古でのデスクトップを探している、私が使うのではない、甥っ子が使うのだ、学生の時は学校で使っていたけれど、卒業してからは職場で使い、プライベートで使うPCは持っていないというのだ、その一方でiPhoneは登場した頃から使っている。

自分専用のPCもあったほうが何かと便利だと言うと興味が沸いたらしい、だが、飽きてしまったり使いこなせなくて埃を被ることも考えられるので新品ではなく中古を勧めた、自動車免許とりたての人がいきなり新車を買うのではなく中古から始めるのに似ている。

まあ、車の場合はぶつけて傷物にしてしまう可能性を危惧しているからというのが理由としては主だろうけれど。

なので私のPCと同じようにちゃんと使える中古をネットで探している、それなりに時間がかかるけれどお気に入りの1台を探すという作業は嫌いではない、寧ろ好きなほう。

探し当てた時は金ピカの宝物を発掘した気分になれるのだ。

2015年5月9日土曜日

器用な巣作り


日付が変わった深夜帯から降り始めた雨は意外としつこかった、小一時間もすれば上がるだろうと思っていたら、降り止むことなくそのまましっかり朝まで降った。

そのお陰で泥団子を捏ねやすくなったせい・・・ということではないだろうけど、昨年よりやや遅れて漆黒のグラマー「スズバチ」のメスが実家にやってきた、今年の4月18日のブログでも少し触れたのだが今年は5月の今日なのである。

毎年恒例のことで、玄関の天井付近にある通風口から入ってきて泥で固めた巣を作るのだ、ギザギザとした昨年の古い巣の跡を足場として利用しているもよう、ここ数年と比べてとても大きな巣を作っている、今は出たり入ったりで建て増しに忙しい。

巣と言ってもそこで寝泊まりするわけではなく、麻痺させた獲物を仕込んで卵を産みつけるという産卵床作りなのだ、あとは番をしたり世話をしたりすることはない、順調に進めば卵は孵化し、親バチが仕込んでいた獲物を食べて育っていずれ成虫となって巣立つのである。

・・・が、何ごともうまくゆくとは限らない、自然界での普遍的な出来事そのままにうちのスズバチの巣にもオオセイボウというメタリックな瑠璃色のきれいなハチの仲間が寄生しようと近くで様子を窺っていることがある、スズバチも大変だなと思うがそれも自然の仕組みなので私は手を出さないが。

毎年晩秋の頃になると固い泥の巣を棒で突いて落としている、コンクリ地の床に落ちると「コン!」と音を立てるほどに固い、昨年は「まあそのうちに」と放っておいたら年が明けて今シーズンになっての撤去となった。

実家にやって来る人の中には気付く人もいて「あれは何?」と何度か訊かれたことがある。

「スズバチの巣だ」と答えるとスズメバチだと聞き違える人もいた、スズメバチほど知られていないのであろう。

「怖くないの?」とも訊かれるが、今までに一度も襲われたり威嚇されたりということがないのだ、知らぬ顔で巣を作っているだけ。

これだけ毎年、しかも年のうちに2度は巣作りにやってくることもあるというのに、私はまだ巣立ちの瞬間というのを見たことがない、ある日突然穴が開いていたりで「ああ、巣立ったのだな」と思う次第、オオセイボウに寄生されると小さな穴が開けてオオセイボウが巣立って行く、もう少し大きな穴だと順調にスズバチが育って巣立ったのだと解釈するようにしている。

今日の巣作りを短い動画で撮ってみた、よく見てみると壁の縁に少し隙間がある、私の実家は傾いているのか?(汗)

・・・と、予期せぬ発見をしてみたりの午後だった。

2015年5月8日金曜日

自転車置き場の吸血鬼

私が住むマンションには自転車置き場が2ヶ所に分けて設けられている、何号室かでどちらの置き場を利用するかが決まる、私の場合は裏が生け垣を有した庭付きのお宅側の自転車置き場。

端まで明るい照明もあり、1台分のスペースも充分、空気を入れたりパンク修理に使えそうなスペースだって用意されている、使い勝手は大変良い。

ただ、吸血鬼がいる、蚊が多いのだ、「なんだ大袈裟な」と思われるだろうが刺されやすい体質だと少しの間に何ヶ所も刺されてしまう。

そして、今年はとうに蚊が飛んでいる。

部屋着のまま短い膝丈のパンツや半袖のまま自転車の手入れなどしようものならあちこち痒い思いをする。

なので虫除け対策をする、既に試してみたものはいくつかある、電池式のファンが回るタイプだったり、ぶら下げるだけのものだったり、蚊取り線香や虫除けスプレーなど。

まず、効果がはっきりしないと感じたものがある、それは電池式のファンが回るタイプ、ぶら下げるタイプ、そして天然ハーブのスプレー。

その3つは「もしかしたら効いているのかも・・・」と思わせる時もあったが、結局あちこち刺されてしまうので効果は感じられなかった、どれも数人が一斉に使用し、同じ場所に集まるのなら効き目が濃く(?)なって効果的なのかもしれないが。

有効だとはっきり分かるのは蚊取り線香とディートを含む虫除けスプレー、蚊取り線香は安定の効き目、どこに効果が拡がっているのかは匂いでわかるので風向きとの勘案もしやすい、ディートの虫除けスプレーは30分や1時間ならしっかり防いでくれる、だが、後からシャワーでも浴びて洗いたくなるのでそれが面倒な時は向かない。

肌に付着したままを放置した場合などの体に対する影響もあるのかないのかはっきりしないのも気になるし。

昨年の夏にデング熱のニュースが連日報道された、新しい患者があちこちで見つかり、東京の公園では大規模な蚊の防除作業まで行われた、あまり知られていない病気が故に一層人々の不安を煽り結構な騒ぎになったのを覚えている。

どうだろう、個人的には・・・ずっと昔からデング熱は日本にもあったのではないだろうか、家族にしろ友人にしろ子供の頃から「夏風邪は酷いよ」と言われて(聞かされて)いた、冬に風邪は付きものだけれど、夏の風邪は身体に堪えて長引くぞと言われていた。

事実、夏風邪をひいた時は意外と熱が高く、治るまで1周間くらい要していたような気がする、夏休み中だとわざわざ学校を休まなくて済むけれど、遊べる期間がぐっと減るので辛かったのだ。

その夏風邪とはデング熱だったのではないのか、今だからそう思う。

とにもかくにも、蚊はいろんな病気を媒介する、デング熱だろうと、単に痒いだけだろうと、刺されぬが吉である。

刺されやすい体質のかた、一応の対策を。

川面を覗き込む私


およそ4年ぶりに甥っ子のコーポへ行った、前回は入居時に管理会社の人や大家さんと会っておこうと行った2011年の春、ブログ(当時はmixi日記)にも当日投稿している(2011年4月12日のブログ)。

もう4年も経ったのかと思う、早いものだ、前回同様今日は暑い日になって、やはり4台しか停められぬコイン式パーキングに車を停めて歩くこと数分、半袖でよかったなとその涼しさを川面から吹く風に実感した。

今日は入居の反対、退去の確認の立ち会いである、甥っ子はここより方角が違うし距離も遠いが鉄筋の賃貸マンションへと引っ越してゆく、当時とは違って中古だけど車も買い、給料もほんの少し上がり、気持ちの面でも生活をバージョンアップさせたいらしい。

甥っ子が住んでいた部屋は壁や柱など傷んだヶ所は特に無く、大屋さんも「きれいに住んでくださいました」と言ってくれた、私が「苦情が来るようなマネをしたら・・・」と言い聞かせていたせいか、本人の気質による生活態度のお陰か・・・たぶん後者なのだが、まあ、とにかく全く問題なく敷金も返ってきて円満退去となった。

さて、時間にして20分もかからなかった立ち会いは終わり、前回画像で紹介した紅茶のような色の川面を思い出して見に行った、今日は水位が高く濁ってはいるが川らしい川の色で期待外れ(笑)だった、また不思議な色をしているのだろうかと思ったりもしていたので。

それにしても良い天気、青空だ、半袖の人もちらほらいる、長袖の人は袖をめくっていたりでやはり暑いのだ。

夕方までに帰宅しなくてはならない用が無かったら甥っ子から聞いていたその付近を歩いて巡ってみたかった、住宅街の路地を入ったところにある営業しているかどうかよくわからないという「阿蘇湯」という所。

それと、320円なのか350円だったかは忘れてしまったが蓋が閉まらないほど(!)盛ってあるらしい鶏天(とりてん)弁当が美味しいという「まつざき」という弁当屋。

あとは、やや離れてはいるが一般人も普通に入れるがパッと見でわかりにくいという社領にある安くてボリューム満点な第一タクシー社員食堂。

弁当屋と社員食堂はまたいずれ、お昼は混んでいるらしいので時間をずらしてそのうち行ってみようと思う。

銭湯は・・・営業していたら入ってみようか、甥っ子が言うには昔ながらの銭湯の佇まいらしい、今時の大きな施設の銭湯(温泉)以外では久しく行ってないので逆に新鮮かもしれない。

まあ、またいずれ、今日のように晴れた日にコインパーキングに車を停めて、のんびり、ぶらぶらと。

2015年5月7日木曜日

尾流雲と鵺


朝よりも昼前、昼前より昼過ぎと急速に天気は良くなった福岡、帰り着いて再び出掛ける頃にはほとんど雲もない青空になっていた。

時刻は午後3時過ぎ、福岡県宮若市の脇田まで行かねばならない、脇田温泉のある近くへである。

東区の箱崎から土井へ抜け、粕屋郡に入って犬鳴トンネルを抜けて脇田に到着、用事はそれほど時間のかかるものではなく時間にして1時間ほどだった、暗くなり始めていたのでどこへも寄り道はせず福岡市の自宅を目指す。

帰りはフロントガラス越しに暮れて行く西の空が明るかった、ちょうど福岡市側だ、我が車が走る地表は一足先に暗くなっているが空の明るさがきれいだったので犬鳴きダムのあたりで車を停めてしばし休憩。

表に出るとひんやりとしている、福岡市の空は雲がほとんどなかったが、そのダムのあたりは山があるせいか雲は多かった、既に辺りは暗くて見えにくい、まだ明るさの残る空を見上げれば漏れ出すような尾を引く小さな雲がゆっくり流れていた、尾流雲である。

たまに真夏に見掛けはするが初夏のそれは珍しいので1枚パチリ、暗くて解りにくいが尾は雨粒の集まりで、ちゃんと雨として降り落ちているのだが地表に達する前に蒸発しているせいで途中で尾は消えているのである。

ほどなくあの雲自体も小さくなって消えてゆくはず、暗くなって見えなくなるのが先か、痩せて消えてしまうのが先か。

目の前にそびえる暗い茂みの中から誰かに呼びかけるような鳴き声が聞こえる、高く細くて鋭い「鵺」(ぬえ=トラツグミ)の鳴き声、昔の人のように不気味さや不吉さなどは感じないが、いつ聞いてもうら寂しさ漂う印象なのは確かに頷ける。

鳴き声と名前は知っていても姿をこの目ではっきりと見たのはただの1度しかない、夏の那珂川町で茂みから水辺へササッと早足で出てきたかと思ったら人の気配に驚いてか一瞬で戻って行ってしまった、それきりである。

ある年代以上の人なら横溝正史原作の角川映画「悪霊島」のキャッチコピー「鵺の鳴く夜は恐ろしい」が記憶のどこかに残っているのではなかろうか。

宵の内に福岡市側へ帰り着こうと車に戻ってトンネルを抜けた、自宅に着いた頃にはすっかり暗く、鵺が鳴いていたあの場所のようにダム側からゆるゆると湿った冷たい風が吹き流れてくるのとはかなり違って、乾いた涼しい風が台所の窓から少し強めに吹き込んできた。

犬鳴きダムの風はなんとなく梅雨時の前線の北側に入った時に雨が一旦上がった時のそれを連想させる、湿度が高めで、気温は低めなあの感じ。

鵺の鳴き声を聞きたければYoutubeで「トラツグミ」を検索すると幾つかヒットする、ご興味があればどうぞ。>皆様

2015年5月6日水曜日

転ばぬ先のバックアップ

私がメインで使うPCはドッシリと重くて大きなデスクトップタイプ、ノートは旅行先で使うだけに留めている、普段使うものとしてはやはり使い勝手の面でデスクトップタイプに分がある。

OSはDebian(Linux)、数日ぶりにソフトウェアのアップデートを確認すると20件ほどが入っていた、重要なものも入っていたので少し迷ったが全件アップデートを承認した。

ほんの数分で完了、特に必要ではなかったが再起動させてみた、すると起動の段階でディスプレイの認識がうまくできていないようだった、自動でまた再起動、それ以降は普段通りに使えている。

・・・ようだったが、何かの拍子にデスクトップ上のアイコンがふっと消えたりするのに気がついた、どれか移動させると別のアイコンがあらぬ場所に移動したりもする、ファイラーの挙動も不安定。

やれやれ、どこかおかしくなってしまった、なので不具合潰しの始まり。

本来なら面倒臭がりな私にとってそれは憂鬱な作業なのである、怪しそうなファイルを以前のものに戻してみたり、エラーログを覗いてみたり、configファイルを調べてみたりで意外と時間がかかるのだ。

でも今は違う、問題なく使えていた時点に戻してしまえばあっさりそれで終わってしまう、感覚的にはWindowsの「システムの復元」を使うのに近い。

だが、Linuxそのものにそういう復元の仕組みはない、なので任意でシステム+ユーザーデータ+設定まで丸ごとバックアップしていたものを復元してしまう方法をとっている、予めDVD-Rやフラッシュメモリに収めていたそれを復元するのである、かかる時間は5分ほど。

ただし、最初からこの方法に頼ってばかりだと困ることもある、なぜなら自分で調べて問題解決を図る方法が身につかなくなってしまうからである、なので、何か問題が起こったらひとつひとつ調べて解決できるようになってからが好ましいなと自分のことを振り返ってそう思う。

とにかくバックアップからの復元は便利なのは間違いない、「もしも」の時にも安心である、保険のようなもの。

もちろん、システムが良い状態の時にこまめにバックアップを取っておく必要はあるけれど、それとてマウスでクリック数回で完了する手軽さなので面倒だとは感じない。

注意すべきはこの対処法でバックアップを復元すると、バックアップを作成した時点以降にインストールしたものやアップデートしたものは反映されないという点(当たり前だけれど)、セキュリティ上の重要な更新などは忘れずアップデートのやり直しをしなくてはならない。

やり直し・・・とは言っても、昔のようなアナログモデムやISDNのようにのんびりしたものではないので苦にはなりませんが。

そう、高速回線だ、余談だが私は2年ほど前まで自宅ではADSLを使っていた、まだNTTの回線を引いていた頃である、通話は携帯で済ませるようになり、毎月の加入電話の通話料は発生してもたった8円なのに、基本料金が1,700円を超えるのがバカらしくなって解約した。

その後はWiMaxを使っている、この春から最高速度が落ちたり接続そのものが不安定になる可能性についての話をネットで見ていたが、今のところ個人的にはそう変化はないと思っている、深夜11時台は確かに遅くなるが利用者が増える時間帯ならば理解もできる。

それでも1Mbpsくらいは出ている、ADSLの時は局舎からやや離れていたので常時1.8Mbpsほどだった、ヘビーユーザーにしてみれば使い物になるレベルではないのかもしれないが、まあ、私はそれで不満を感じることはなかった。

WiMaxは、先に書いた時間帯以外であれば6Mbpsほど、早朝などは楽に10Mbpsを超えることも多い、WiMax2+へ移行ということなのでいずれは停波になるらしいのが残念ではあるが。

バックアップの復元も、私の生活圏では問題なく高速通信が可能で使い放題なWiMaxもどちらも便利である。

自分に合った使い方と維持する方法を見つけるとPCは本当に便利で楽しいツールになるものだと最近つくづく思うようになった、よそのかたの賢い使い方のアイデアなども有り難いものだと思う。

2015年5月5日火曜日

やっぱり猫が好き


よちよちの子猫も、日向でのんびりな老猫も、真っ白から真っ黒、トラ模様だってどれもが可愛い、どれだけ見ていても飽きない、それが猫、私は猫が大好きである。

子供の頃に実家で三毛猫を飼っていた、尻尾の先が曲がっていて、体の左側に大きな黒い斑があり、額から顔の右側にかけても黒い斑、耳の先と前足の先、そして腰と首の後ろには茶色の斑、残りは白い毛だった猫。

何年飼われていたのかわからないが老いて体調を崩し、そのまま衰弱して死んでしまった、それがあまりのも悲しかったからということで母や姉はもう猫は飼わないことにしたらしい。

私も好きではあるが今の住まい(マンション)がペット禁止なので飼えないでいる、猫との接点はネットか野良かのどちらかだ。

ネットにはそんな猫たちの動画が溢れている、演じているわけでもない素のままの猫たちなのだが、だからこそ自然で可愛い。

実家近所には特別お気に入りの猫がいる、私は「ごろ」と名付けている、ゴロゴロ寝そべっているからではない、体つきがごろっとしているからだ、以前は人の姿を見かけるだけで狭い隙間や裏側に隠れて少しだけ顔を出しこちらを凝視していたオス猫だ。

初対面は天神の須崎公園、ベンチの陰から背を低くし鳩を狙っていた後ろ姿だった、鳩との距離がかなりあるので飛びかかっても失敗するだろうと思っていたら、猛ダッシュとハイジャンプで鳩をがっちりと捕らえてしまったのだ。

凄いなと思っていたら予想もしていなかったことが起きた、なぜかカラスが一斉に鳴き叫びながら猫の周りに集まって威嚇し始めたのである、猫は鳩を咥えたまま植え込みの中に逃げ込んだのだがカラス達は追いかけてきてなかなか離れなかったのである。

近くを通る人たちも何事だという表情、カラスは何羽いたのだろう、かなりの数だった。

時折、植え込みの中から鳩の羽が風で転がってくるとまたもやカラスは騒ぎ出す、私はそこでその場を離れたのでその後がどうなったのかはわからない。

次に見かけたのも同じ公園、芝の上でのんびりと毛繕いをしていた時だった、私とは別の方角から子供が寄ってくると走り去ってしまったのだった。

その後、その公園では幾度と無く見かけていて、「ちっちっちっ」と口で音を立てて呼びかけると・・・案の定逃げまくる、だが、いつもそうやっているとその場に座ってこちらをジッと見つめるようになった。

これは粘れば気を許してくれるに違いないと予想、さらに呼びかけること1ヶ月ほど、こちらが近寄っても逃げないようになった、それが2mまで大丈夫になった時点で記念に1枚パチリ。

その後、更に距離はついに1mとなって、最近は指先で頭をトントンと軽く触れても大丈夫。

とは言っても触れるにはコツが要る、いきなり腕を伸ばすと身を引いて逃げそうになるのだ、そこで、まず猫の顔先30cmくらいの低い位置に手を出して、指先を擦り合わせて猫に見せるのである、その手をそのまま猫に近づけると猫は顔を寄せてクンクンと匂いを嗅ぐ、寄せた顔を元に戻し目を細めてくれたら準備完了(笑)、頭をトントン。

間近で見て気付いたのだが鼻に小さな傷がいくつか見える、オス猫はいろいろと大変なのだ。

トントンからナデナデに移る日はいつだろう、飼い猫にはなりそうもないので実家に連れて帰ることは考えていない、まあ、そうやって時々でも一緒に公園でのんびりできればそれで良しなのだ。

カミングアウトと父親

雨の心配も無くなった午後、出掛ける道すがらすっかり廃れた商店街を通り抜けようとした、昔はいろんな店が商いをしていて人も多かったが、近くに大型の商業施設やスーパーが数を増す毎に人は減り、おのずと店も減り、そしてマンションが増えていった場所である。

そんな中で古参の八百屋は営業していた。

そこでは時々買い物をする、今日は春キャベツが安かったのでそれを1玉と生姜を買った、「にんにくを胡麻油で炒めて香りが出たら手で雑にちぎった春キャベツを軽く火が通るくらいにすると美味しいよ」とその店の奥さんが教えてくれた。

味付けはシンプルに塩コショウが一番だと言う。

最初にその店を利用したのは三十路の始め頃だった、近所にはライバルの八百屋が数軒あった時代のことである、競合するようなスーパーもなく、商店街は付近で暮らす人たちの食料庫であり情報交換の場だった。

時は進んで四十路に入った頃のこと、その店のご主人が「いつも買いに来てくれるから今日はこれ奥さんにおまけ」と袋の中に宮崎産のしいたけを入れてくれたことがある、「私は独身ですよ、おまけ悪いからいいです」と返そうとすると「独身でしたか、勿体ない(独身なのが)、しいたけ食べてよ」と結局くれたのである。

ご主人さんは私の名を訊いた、「○○と言います」と答えると「○○さん、しいたけ食べてよ」と笑って言った。

私がそれなりの年代だったので、その他大勢がそうであるように奥さんがいて子供がいて・・・という家庭持ちだと思ったのだろう。

そのご主人の後ろから奥さんが「いらないこと言わなくていいから」と窘めて私には目で詫びた、私はなんにも気にしなかったけど。

その頃だろうか、店には店員さんが1人増えた、そのご夫婦の息子さんだ、主にバイクでの配達が多かったようだが、時には店に立たせ「うちの息子です、どうぞよろしくお願いします」とご主人さんが馴染み客に挨拶をしていたのを覚えている。

私にもそう言って息子さんを紹介した。

だが、私は初対面ではなくとうに知っていたのである、その息子さんはゲイの集まる店のお客さんだった、私と同じくそうなのだ、週末に行けばカウンターの列のどこかに居合わせることも多くあり、年代は若干違うがそんな差など意識せず、ただ皆と一緒に飲みながら気負わぬ話をして笑える仲間だったのだ。

それからしばらくの後、いつもの店に行くとその息子さんが私を待っていた、真顔で「謝らなくてはならないことがあります」と言ってきたのだ、なにごとだと訊けば、ついうっかり私もゲイであることを両親に明かしてしまったのだと言う。

早く結婚しろ、見合いはどうだと何度も言う父親=八百屋のご主人がうるさくて自分のことをカミングアウトしたら大騒ぎになったらしい、怒鳴られ、罵られ、「そんな奴らにはまともな奴などいないのだぞ!」と言われ、つい「まともな人はいっぱいいるよ! ○○さん(私のこと)だってまともじゃないか!」と反論してしまったのだという。

まともな人だと言ってもらえるのは嬉しいが・・・なるほど、そういうことか。

実際のところ、私がそうであることを知られても特にどうということはなかった、私の家族だって知っている、同級生だって知っている、進んで「私はゲイだ」と言い歩くことはしないが、知られたからと言って困りはしないのだ、なのでその息子さんにも気にするなとは言ったのだが本人はそういうわけにはいかなかったようだ。

息子さんは店の手伝いを辞め、いつもの飲み屋に来ることもなくなった、市内で働いているということは八百屋の奥さんから聞いてはいたけれど。

八百屋のご主人はというと、その件以来私が買いに行っても話すこともなくなり、そもそも接客を奥さんに代わってしまうので接点がまるで無くなった、小声で奥さんが「ごめんなさいね・・・」というのが逆に気の毒だったくらいである。

個人的に思うのは、父親の場合、息子がゲイだとカミングアウトしてきたら相当ショック受けるものなのだろうと感じている、その点、母親は自分の理想とは違っていても認めて受け入れてしまうのだとも思っている、母親のほうが腰が据わっているのではないだろうか。

うちもそうだった、父親は烈火のごとく憤って大変だったが母親は驚きはしたものの受け入れてくれた、そこには男と女の考え方の違いのようなものがあるのだろう。

今日のその商店街の八百屋さん、教えて貰った通りにキャベツを炒めてみようと思っている私は既に五十路を数えた、そこへ「近々店を閉めます、ありがとうございました」と奥さんがニッコリしながらおじぎをした、蓄えと年金で生活するのだと言う。

ご主人と息子さんはどうなったのだろう、たぶん疎遠のままではなかろうか、この先いったいどうなるのやら、それを知る術ももう無くなるのだ。

この商店街はいよいよ寂しくなってしまう。

ご主人さんと息子さん、今はまだ蟠りがあっていろいろとまだ無理なのかもしれない、だけど、いつかはお互い解り合える日が来ればいいなと思うのだ。

2015年5月4日月曜日

アプリ選びの楽しみ

今のスマホを使い始めて1年以上が経つ、シャープ製のAndroid端末だ、ネットで新品を格安で見つけて購入、最初からMVNO(OCNモバイルONE)との組み合わせで何ら不満はない。

それ以前はフィーチャーフォンだけだった・・・わけではない、WindowsMobile端末を使っていたのである、WILLCOM時代からのアドエス(WS011SH)だ、「高性能な次期端末が登場するだろう」と楽しみに待ち続けて約3年近く使用した。

壊れてしまった上に、結局高性能な次期端末も登場しなかったのでWILLCOMは解約した。

スマホを使う楽しみは自分好みにカスタマイズできる点だと思っている、アプリ選びもそのひとつ、当時はメーラー選びにかなりの時間を費やした、nPOPかQMAILで散々迷った挙句にシンプルさに徹した前者を選んだのである。

そして今やAndroid、当初から長らく使い続けたメーラーは高性能なK-9だったが、またもや比較にかなりの時間を費やして二者択一の末にCloudMagicに変えた。

どちらもIMAPに対応していてGmailもYahooMailも便利に使えるので不満はなかったのだが、OCNのメールもリアルタイムで受信したいと欲が出て、それならばActiveSync機能が使えないと・・・となった次第である。

CloudMagicを使い始めて1週間ほどになる、プッシュの失敗などは無い、バッテリーが早く減るということもない、K-9とは使い勝手がまるで違うので戸惑っている部分もあるが、それは放っておけばすぐに慣れるだろう。

面倒なようで、アプリ選びは楽しい。

迷ったといえばブラウザもそうだった、標準ブラウザの他に何れかを入れておきたくなってOPERAとSleipnirで迷って後者を選択、メッセージアプリではViberかTelegramでやはり後者。

LINEは使わない。

私のスマホには誰もがインストールしていそうなアプリというのは少ないだろうと思う、でもこれが私なりのアプリのカスタマイズ、とても気に入っているし、それゆえに使いやすいのである。

「画面に並ぶアプリのアイコンを見れば持ち主が男か女かぐらいの判別はできる」と某SNSの日記で知人が書いていた、なるほど、そういうものかもしれない。

もし、私がこのスマホを落としでもして誰かが拾ってくれたとする、ちょっとホーム画面なりを覗いて、果たしてどんな持ち主像を思い描くのだろう、少し興味はある。

もちろん落としたフリの置き去りで実験などはしないけれど。

いや、それ以前にロックを掛けているのでホーム画面のアイコン一覧まで進めないか・・・。

2015年5月3日日曜日

ワープした数分と新シーズン


早朝前の深夜帯から降り始めた雨は思ったよりもしっかりしたもので、しかも昼になっても降り止まない、福岡市の中心部はこの雨でも博多どんたくで賑わっているだろうか。

雨の人混みほど疲れるものはないので今日は出掛けず、他にはこれといった買い物も無く、こんな日はかなりの数が溜まっている録画済みの番組を観ることにした、このまま溜め込むとHDDを圧迫しそうだし。

録画済みで観ていないのはDlifeの「リベンジ」に「X-ファイル」、「エースをねらえ!」(懐かしい)、NHKの「ドキュメント72時間」に「世界ネコ歩きスペシャル」、そして映画「雨月物語」。

昼前から休憩を挟んで観始める、午後に「世界ネコ歩きスペシャル」を見ていると20分を過ぎる頃の猫とおばあさんのシーン、そのあたりから画面にノイズが目立ち始める、次第にギザギザで酷くなり、モザイクっぽさが強くなったところで画面が止まり番組が数分ワープした。

再生再開時のシーンは話の繋がりが不自然なあたりからだった。

原因はただひとつ、雨だ。

そう、この日は結構な雨脚で、閉めきった窓の外の雨音がザーッと聞こえるほどだったのだのだ、そうか、あの時間帯の録画だったのか。

梅雨時や激しい夕立などで年に何度か起きるBSの降雨障害、雨の降り方もそんな季節になったものだと思う。

結局、映画まで観終えることはできなかった、さすがにトータルで5時間近くというのには少々疲れてしまったので、映画はまた明日か明後日にでも観ることにした。

Dlifeから録画済みの番組の合間に予告編が入っていた、「ダメージ」の新シーズンが始まるというお知らせだった。

含みを持たせた思わせぶりな展開、そして、物語を今現在と、そこに至る過程のしばらく前とを切り替えながら見せつつ、結局は過去の展開は現在に追いついた時点で収束し結末を迎えるという独特な作りは毎シーズンとも良くできていると思う。

新シーズンの「4」も同じ作りだろうか、それも楽しみ。

このドラマの秀逸さはキャストにもよると思う、凄腕女性弁護士”パティ・ヒューズ”を演じるグレン・クローズ、そのパティの元部下”エレン・パーソンズ”を演じるローズ・バーンがハマリ役なのだ。

特にローズ・バーン、男勝りなアクションバリバリのクールな女というわけでも、魔性の女チックな妖しい美女でもない、そこが現実味に溢れていて時に生々しくてとても良いのだ。

過去のシーズンを知らなくても楽しめるのではなかろうか、興味があればまず第1話で味見などを。>皆様

2015年5月2日土曜日

ローソンのドーナツ


「セブンイレブンのドーナツが意外と美味しいらしい」・・・。

昨年だったかネットで見た話だった、関西あたりで売られていただけだったが、気がつけば福岡でも売られているらしい、おや、いつの間に・・・。

食べてみようかと思ったけれど、今日の行動範囲にセブンイレブンはあるのだが車の多い反対車線側なので止めておいた、またにしよう。

・・・だが頭に浮かんだドーナツはなかなか消えてくれない、そこでローソンに寄ってみた、セブンイレブンに負けじと販売開始したというニュースをネットで見ていたからである、ただし、どの店でも取り扱いがあるのかは不明、なので入りやすい場所で確認してみた、場所は福岡空港に近い東区の二又瀬。

あった、ちゃんと販売されているではないか、ほほう。

試しに買ったのはオールドファッション(チョコ)とハワイアンドーナツ(プレーン)、先日、同じように販売開始したというファミリーマートのドーナツを買ってがっかりしていたのでコンビニのものは正直期待はしていなかった。

だが、食べてみるとこれが意外と美味しいのだ、オールドファッションはガチガチ過ぎず、ポロポロ過ぎず、甘過ぎずでちょうど良い感じ、チョコも出しゃばらずに口どけも悪くない。

ハワイアンドーナツは揚げパンのような感じで中には何も入っていない、だが生地に甘い香りがあり、しっとりふわふわでオールドファッションよりもこちらのほうが好みだった、プレーンシュガーがついてくるので食べる直前に好みに合わせて好きな量をかけられるのも良し。

・・・かけ忘れて手元に残ってしまったが。

ちょっとしたおやつとしてコーヒー+ドーナツで200円ほど、これは手頃だと思う、独りで一息入れたい時にはミスドやマックではなくこちらのほうが便利かもしれない。

食べ終わって気がついた、画像を残しておけばよかった、食べた後だったので使い忘れのプレーンシュガーをパチリ。

登場して間もないので味については今後改良されてゆくはず、コンビニ業界のそういった点は凄いものがありますから。

ほら、おでんが登場した時もそうだった、「なんだか薬品臭い」と不評だったおでんを改良に改良を重ねて今ではちゃんと食せる美味しい定番に育ててしまった、出汁も具材も。

凄いなと思う、ドーナツももっと美味しくなるのだろう、種類も増えるかな、地域限定のものも登場するらしい、甘いもの好きな人には楽しみのはず。

2015年5月1日金曜日

解せぬ激昂

明け方に耳元を飛ぶ蚊の羽音がうるさくて目が覚めた、実は先立って膝の上のあたりを刺されて痒かったのだ、なので眠りが浅く羽音のしつこさに眠気も完全に覚めた。

もうそんな季節なのである。

蚊に刺されやすいので対策は必須、と言っても電子蚊取り器を用意するだけなのだが。

今日は仕事帰りに食料品と電子蚊取り器の詰め替えを買いにいつもとは違うスーパーに行った。

随分と混んでいて駐車場は満車で、数ヶ所に分散している誘導員さんが忙しそうだった。

欲しいものをカートに乗せてレジの列に並んだ、隣のレジからぶつぶつと独り言が聞こえるので見てみるとスエットの上下を着た小太りな女性が清算中、その女性の支払いは水色のカード=WAON、読み取り機に乗せると聞き慣れた「ワオン!」・・・ではなく変な音がする、残高不足だったのだ。

私はWAONの残高不足時の音を初めて聞いたような気がする。

レジの店員が「御後、○円お願いします」と言うと、何が気に障ったのか「じゃあチャージしないさいよ! ほらっ!」とお札を店員の胸元に投げつけたのである、驚く店員と周りの客、そして私。

女は「なにこの店!?」と大声をあげる、店長らしき人が飛んできて女性をなだめて残りの金額をなんとか清算させて少し離れた場所へと促す、女性はクレームをつけ、最後は「こんな店もう来ないから!」と捨てゼリフ。

支払い待ちで次の番だった客(おばさん)がレジの店員に「大変だったわね」と慰めていた、いったい何をどう解釈すればあんな感じで激昂できるのだ、まったく理解できない。

今日行ったスーパーを「あの店は安いわよ」と教えてくれたのはうちの近所のおばさん、以前に「買った肉をレジを出たとこのテーブル(サッカー台のこと)で全部ビニール袋に移し替えてトレーはそのままごみ箱に捨てている女がいた」と話してくれたことがある。

その時の女性は別の日に弁当でも買ったのか割り箸を10膳くらいくれと要求し、だけど2膳しか渡してもらえずに大声でクレームをつけていたことがあるらしい。

なんとなく、その女性の特徴が今日のスエットの上下の女性と被る気がするのだが・・・、まあ、似たような別人なのだろうけど。

確かに世の中いろんな人がいる、思いがけぬ出来事に今日のレジの店員さんはドッと疲れただろう。