幽霊はいないと思っているくせに怪談系の話が好きである私は怖いと評判の古い映画についてのやりとりを某サイトの掲示板で見ていた、映画のタイトルは「シェラ・デ・コブレの幽霊」、そこではYoutubeにテレビの番組で取り上げられていた回の放送分がアップされているという情報あたりで流れは終わっていた。
私もそれくらいしか知らない、そこから先の展開は
どうなったのかは分からないのである、著作権うんぬんの難しい問題で公開はできぬが、そのあたりが解決したら販売でもされてやっと観ることができるようになるかもしれない。
「怖すぎてお蔵入になった」などと書かれていると逆に観たくなるではないか。
その映画とは違って話題にはなっていないが気になっている映画はその映画以外にもう1本ある、いや、あった。
外国のモノクロ映画で、私が小学生の頃にテレビで観たのだが人と対峙する魔物(幽霊)が怖くてそのシーンが忘れられなかったのである、物語のあらすじも覚えていない、棺桶に乗った魔物が主人公と思しき男の回りをグルグルと飛び回るというそのシーンがどういう場面なのかも分からない、ただ、結局は魔物に殺されてしまうのだけれど。
過去に結構頑張って探したことがある、アメリカのモノクロホラー映画を探しては内容を確かめていたのだ、数はそれほど無かったが見つからなかった、実はここで大きな間違いをしていたのである、記憶の中ではモノクロだった映画ではあるが実際にはカラーだったのだ、しかも、アメリカ映画だという前提も間違っていた。
カラー映画だったことについては、テレビで観たのがモノクロテレビだったせいかもしれない、小学校低学年の時に我が家のテレビはモノクロからカラーに買い替えたのだ、それ以前に観たせいかもしれない、或いは暗い色調の映画だったので脳内でそう印象付いただけということもあり得る。
アメリカ映画だと思っていたのは外国映画=アメリカ映画な時代だったからだ、フランスやイタリアの映画も少しは混じっていたけれど。
これではいくらその条件で探しても見つかるわけがない、思い込みとは困ったものだ。
結局、どうやって探そうかと悩んだ挙句に「棺桶 ぐるぐる 古い映画」という冗談のような検索ワードを放り投げて見つけてくれたのはグーグル先生、0.24秒で探し出してくれたのだった。
これで解決してしまうのかと虚脱感のようなものを感じた(笑)。
探していた映画はなんと旧ソ連の映画(!)、タイトルは「Viy」(”ヴィー”と読む)、邦題は「妖婆 死棺の呪い ヴィー」として普通にDVDが売られている模様、虚脱感2度目。
Youtubeにも動画があったので観てみたのだが・・・、全く怖くないのだ、子供の頃はあんなに怖くて頭に焼き付いたほどだったのに。
とにもかくにもタイトル不明な謎の古い映画の正体はあっさり解けた、Youtubeでは「Viy」、ウェブでは「妖婆 死棺の呪い ヴィー」で検索するとヒットする、ご興味があればどうぞ。>皆様