2015年5月10日日曜日

関門橋の腹


午前中から5人で北九州まで行った、私の軽自動車とは違って大きなワゴン車だったのでゆったり気分で後部座席から窓の外の景色を楽しんだ、運転は車の持ち主のお任せしていたので両手が開いている、ジュースやお菓子だって大丈夫、隣の友人とお喋りや居眠りすら問題なし。

福岡市を出て高速道路を東へ、途中の古賀サービスエリアへトイレ目的で寄った以外はそのまま小倉まで走った、到着したのは予定通りの午前11時過ぎ、少し早めのランチなのだ。

今日の参加者のお兄さんが焼肉店をオープンしたというので皆で行った、店の前には花輪が目立っていて店の所在を探すのには苦労しなかった、入ってみるとそう広くない店内は既に席が半分ほど埋まっていて出だし快調・・・のようだったが、まだオープン2日目ということで厨房が追いつかない、まだ不慣れなせいでトラブル続出の様子。

「まだ来ないよ(注文の品が)」、「なんか雑だね(肉の盛りが)」とお客さんは容赦ない、そこへ福岡市から中年男が5人も来たので混乱に拍車をかけそうだったので、オープン記念の焼肉はまた別の機会にしようということで店を出た。

代わりに選んだのはJR小倉駅前の商業ビルにあるビュッフェ、窓際の席は良かったけれど料理は料金(1,500円)相応といった感じ、1,500円に多くを望むほうが酷なのだけれど。

スイーツ類が多い印象、女性には喜ばれるかもしれない。

その後しばらく魚町銀天街や旦過市場を散策、午後2時頃に小倉を出て九州の端、海峡の向こうは本州の門司港まで行った。

関門橋の袂にある駐車場に車を停めて海風に当たる、車の中は暑いくらいなのにそこでは長袖が欲しくなるほど寒かった、風が強いせいと、関門橋の陰で日が当たらないせいだと気付いた。

そこで少し移動してカメラで上をパチリ、横からの姿を目にすることが多いその橋を、今日は腹側から見上げてみた。

いつだったか・・・かれこれ10年は昔ではなかったか、この近くの休憩所か土産物屋の中にテーブルタイプのスペースインベーダーを見つけたことがあった、置いているだけではない、ちゃんと電源が入っており硬貨を入れれば遊べるようだった。

CRTの画面は経年劣化と焼き付きで暗くボヤけて画質は酷かったが、私が中学生の頃に大ブームとなったあのゲームマシンとの再会、しかも実稼働中のそれに出会えたことに驚いたことをよく覚えている。

その時は遊ぶ時間がなく、延々と繰り返しているだろうデモ画面のプレイヤーがインベーダーの攻撃に爆破される音「ドーン!」というのを聞いたところでその場を後にしたのだった。

ええと、あれはどこだったのだろう、殺風景な場所にポツンと置かれていた、今でもそのままだろうか、年月から考えて壊れて撤去されていそうな気はする、あれやこれやと記憶を辿ってみるもののはっきりとした場所を思い出せぬまま、またもやそこから離れることになった。

福岡に帰り着いても考えていた、あれは確か・・・うーん、いや、やっぱり思い出せない、門司側だったと思うのだが、もしかすると下関側かもしれない、とにかくそのあたりだった。

次回はいつになるかわからぬが、行けば一応探してみようと思う。