2015年5月17日日曜日

降灰


流れてしまったゴールデンウィークの鹿児島行き(2015年4月15日のブログ参照)を昨日決行、メンバーは4人から2人へとなり、2泊3日は1泊2日となってしまったが貴重な体験もできて楽しかった。

貴重な体験とはまさに桜島、目の前で噴煙が上がるのを始めて見たのである。

鹿児島に到着後、すぐにホテルに荷物を預けて路面電車で繁華街を回る、休憩や食事などで散々歩き回ってブログに書きたいこともいろいろあったのだが、その翌日(今日)にそれらが全て吹き飛んでしまった。

諸々を吹き飛ばした張本人は桜島である、現地の人にとってはいつもの出来事で何ら珍しくもないことかもしれぬが、福岡からやってきた私には凄い出来事だったのだ。



フェリーでそこへ渡り、周回路に沿ってレンタカーでドライブしたのだが、気がつけば噴煙が上がっていたのである、音は全く聞こえなかった(車中で気付かなかったのかもしれない)、助手席の連れが窓越しに振り返ってみると、つい先ほどまで「暑いね」などと言いながら立っていた湯之平展望所からのものとはまるで違う情景にびっくり。



驚きつつも噴煙がやって来そうにない有村溶岩展望所で車を停めて降りてはみたものの・・・、「あれ(噴煙)、大丈夫かな?」と不安になって早々に退散、そのまま陸路を辿って桜島から離れたのである。



錦江湾沿いに走りながら灰が鹿児島市内に流れて降っていそうなのを知る、着いてみれば案の定で、どこもかしこもザラザラ。

鹿児島中央駅に着いてレンタカーを返して表を歩くと口の中に灰が入ったらしくジャリッとしたものを噛み締めてしまう、目がゴロゴロして髪や服にも降り落ちる、なので帰りの新幹線の時刻まで駅ビル内を徘徊、食事と土産物を買ったりで過ごしていた。

テレビで見るぶんには「うわあ、灰だらけで大変だろうな」と思うぐらいなのだが、いざ自分がそこでそういう目に遭うと「大変」という言葉に重みが出てくるものである。

高い噴煙は怖かったし、ザラザラの降灰は大変だったけれど、これも貴重な体験だった。

これは余談だが、駅近くで予約を入れておいた軽のレンタカーを借りたのだがスマートキー方式で戸惑ってしまった、鍵の存在を意識しないで使うというのは便利な面もあるかもしれないが、私のはキーレス方式なのでドアロックの開閉も手動による任意で、エンジンスタートも鍵穴に差し込んで回さなくてはならない、個人的にはそういった確実さがあったほうが良い気がする。

スマートキーの電池はそうそう早く減るものじゃないだろうけど、もしもの場合どうやって車を始動させるのだろう? スマートキーをエンジン始動に問題のない距離の車外にうっかり置きっぱなしの場合は後からどうするのだろう?

何か回避策というか、そういう場合の仕組みはちゃんと用意されているのだろうか。

・・・などと、私が心配する前にもちろん考えられているのだろうけど。

またの機会があれば本来一緒に行くはずだったメンバー4人でまた鹿児島の小旅行を楽しんでみたいなと思う。