2015年4月20日月曜日

名産品は贈答品

ゴールデンウィークに福岡に来るという関東の人から「明太子はどこのが美味しいですか?」と訊かれて答えることができずに困ってしまった、どこの何をとお薦めできるほど食べ比べをしたことがないので分からないだ。

福岡(とりわけ博多)=明太子というのは全国的に知られてはいても、実のところそう頻繁に食卓に上るものではないような気がする、お中元やお歳暮、遠方の知人を訪ねる時のお土産、どちらかと言えば個人的にはそういった「贈答品」といった位置付けが強い。

それでも好物なので時々買いはしますが。

ただし、それは商品見本で見るようなきれいに形の揃った「一本物」ではなく、ぶつ切にしたものを混ぜ込んだ感じの「切子(きれこ)」と呼ばれる家庭用の手頃なもの。

価格にして一本物の1/3弱、それでも味は同じ。

各社味付けは微妙に異なるので、自分にとっての美味しいものを見つけるのは実際に買ってみないと分からないと思う、柚子が入ったもの、山椒が入ったもの、辛味の強いもの、日本酒の香りが立つもの、様々ですから。

ちなみに私がよく買うのは「かねふく」という本社も工場も福岡市東区のメーカーのもの、その工場直売所(東区東浜)で300gほど入ったパックのものがお気に入り。

日によって混ぜ具合が微妙に違うのもまた楽しみのうち、近所の手土産や我が家の食卓にはこれで充分。