2015年4月4日土曜日

AIIB不参加は良い選択

中国主導で設立されたAIIB、日本は参加を見合わせることにしたらしい。

相変わらずマスコミは「乗り遅れぬように参加を」と戯言が五月蝿い、が、それに惑わされてはいけない、見た目だけの泥船に乗るにはまことに愚かなこと、もし参加すれば出資だけはたんまりとさせられ、それでいて発言権などろくに無く、便利に使われるだけの参加国になってしまうのは想像するに容易い。

中国が出資の50%を担うと言っているのだが極めて懐疑的、外貨準備高は急激に減少している、はったりばかりで実のところそんなには金はなかろう、信用のないローカルカレンシーの金を大量に刷れば済む話ではない、偽札ばかりな気もするし。

中国は日本とアメリカ、とりわけ日本からの出資をアテにしているのだと思う、万が一参加させるのに成功したら、ああだこうだと難癖をつけて離脱させぬよう工作すると思う。

そもそも各国から中国への投資は減り続け、外資が逃げ始め、デフレ色も濃くなって、もうバブルがはじけそうな感じになってきるのは素人目にもわかること。

客観的に見て中国の好景気はどこにあるのだ? 空き家だらけのビルではなかろう、在庫の山で倒産寸前な業者揃いのレアアース関連でもなかろう、格安スマホにしたってそうそう伸び代があるわけでもない、よそからの技術を使うことはできても自前で開発がままならない国なのだ。

一方で中国発表の経済指標では危うさはまだ見えないけれど、これもゴテゴテに粉飾されていそうなので全く信用できない。

なにより、主導が中国共産党下の中国なのだ、国を挙げて各国にサイバーテロを仕掛けるような国ではないか、その事実だけでもう「ダメ」なのだ。

現実として中国は友好国などではなく敵国だと解釈している、笑顔で握手を求めてきても信じるなかれ、敵国とは距離を置くべき。

日本はADBのみで頑張ればそれで良いのだ、信頼の置ける銀行役となって世界に貢献できればそれでよい、ほら、実績だって申し分ないのである、AIIB不参加国と上手に付き合って真面目にコツコツとやればよいのである。