2015年4月28日火曜日

やっと消えた清流の思い出

気温そのものが高くなったせいで部屋の中がなんだか暑い、部屋の中の家電品が熱源となって屋外よりも温度が高いのだ、なので今日から膝丈の短いものを穿いている、上はTシャツ、こんな真夏のような格好で充分なのだ。

足を組んでPCの前に座る、なにげなく我が左脚を見てみるとふくらはぎのシミがほとんど消えて見えなくなっていた、昨年の夏にブヨに咬まれて腫れ上がった痕だったのだ。

ブヨは刺すのではない、咬むのだ、咬んで傷をつけて、滲み出る血液を舐める、その時に出す唾液でアレルギー反応が出て腫れたり痒くなったりするらしい。

あまりの痒さに病院に行けば「1ヶ月はかかりますよ」と言われた、まさにその通りに1ヶ月間痒みに悩まされたのである、腫れと痒みを抑える塗り薬もあまり効かなかったし、日差しが当たると痒みが倍増するので「踊りだしたくなる」と友人に愚痴をこぼして笑われたことがあるくらいだ。

咬まれたのは水のきれいなの野河内渓谷、三瀬トンネルがすぐ近くで、それを越えれば佐賀県に入るという地点である。

うるさい小さなハエのようなブヨ、チクリと感じた数分後の痒いこと痒いこと、そのくせ触ると結構痛い、温めればとんでもなく痒くなるので直射日光が当たらぬように考えながら歩いたものだった。

1ヶ月ちょっとは固く(ほんとにカチカチ)盛り上がっていたけれど、それも徐々に消え、痒みもたまに感じる程度で落ち着いた。

ただし、色素沈着は消えなかったけれど。

それがこうやってほとんど見えなくなるまでにおおよそ10ヶ月かかったことになる、恐るべしブヨ。

これからの季節は涼を求めて水辺に出掛ける機会も増えるというもの、ブヨは清流にしか住まない虫、ブヨがいるということは水がきれいだということでそれは嬉しいが、咬まれると熱が出そうなほど腫れて痒いので大変。

薄手の布地の上から平気で咬むこともあるので、対策といえば厚手の長袖に虫よけスプレーだろうか、夏の長袖など暑くてぞっとするが。

纏わりついてくる小さなハエ、それ、ハエじゃなくてブヨかもしれない、ご用心を。>皆様