待ち合わせは佐賀銀行の前、コンビニのように条件が他に重複しそうなヶ所がないので筥崎宮での待ち合わせにはちょうど良い、約束の時刻の10分前に到着すると既に2人は待っていた、年越しを飲み屋で過ごし、閉店間際に店を出てタクシーでやって来たという、時刻は午前3時だった。
暖かい明け方で気温は7度、いつぞやの昼間でも5度に届かぬ日のような寒さがなかったので体が楽でよかった。
そのせいかそんな時刻でさえ参拝客は多かった、さすがに子供連れは少なかったが外国人の姿が目立っていた、それと、周りより縦にも横にも一際体の大きな男性のグループがいたのだが大学か何かの運動部の人たちだろうか。
お参りは列に並んで10分待ち、思ったよりも早く進むので苦にはならなかった、3人でそこに並んで話をしているうちにどんどん前へ進むのだった。
私1人だったらそんな時刻の初詣には行かなかっただろう、それどころか松の内にこだわらず人の数が落ち着いた頃を見計らってゆっくり詣でたと思う、まあ、筥崎宮がわが住まいのすぐ近くなのでいつでも行けるのだが。
人の数は多かったのだが露店の数は心なしか減っていたように思える、参道を国道3号線の大鳥居側へ少し歩くと露店はまばらになりついには途切れてしまった、昔はもっと店を出せるギリギリの地点まで並んでいたような気がするのだが。
露店を冷やかし、でもそこでは何も買わず、露店が途切れた先にある24時間営業のスーパーで温かい飲み物を買ってUターンして拝殿側へと戻って来た、友人2人は腹が減ったのでどこかで何か食おうと誘ってくれたが私は昨晩たらふく食ったので入らない、なのでそこで2人とは別れて帰って来たのだった。
寒さは全く感じなかった、部屋へ戻って着替えを済ませ、再びホットカーペットの上で横になって年末に録画した番組を見ているうちにいつの間にか寝てしまった。
まったくだらけた元日である、まあ、たまにはこれも良いものだ、今日はもうどこへも出掛けない、このままゴロゴロと過ごすことにする。
明日は仕事場周辺のゴミ拾いか、毎年の正月恒例の作業である。
