2018年1月9日火曜日

雪に備える

今季最も厳しい寒波がやって来る、福岡は早くも寒気の影響でポツポツと冷たい雨が降っている、レーダーにも捉えられないほどの低い雨雲だが海上から陸地へ同じようなコースを次々に流れこむので軽視はできない、ポツポツでも時間が長ければ着ているものはしっかり濡れる、この強風下で雨に濡れるとたちまち体温を奪われて冷えてしまうからだ。

明日の夜からみぞれ混じりとなり、その後は湿った雪になる模様、予報が良い方へ外れると小雨で済むだろうが、悪い方へと外れるとみぞれは湿った雪になるはず、問題は積雪だ、たとえ僅か数センチの積雪でも普段慣れていないと交通機関は混乱する。

そして、転ぶ人が続出し、車の事故も増えてしまう。

そう、車だ、雪道に必須のチェーンも使ったことがない人は多く、私も車を運転していた頃は隣の駐車場の女性から「これどうやって使うんですか?」と装着のしかたを訊かれたことがあるくらいだ、備えで車に積んでいたチェーンなはずなのに、いざ使おうと言う時に装着方法が分からないというのも変な話だが、滅多に使う機会のないチェーンなのでやりかたを忘れてしまった・・・ということなのだろう。

転ぶ危険ということでいえば靴だろう、靴底がすり減っていたり溝が浅いものだとツルリと滑ってしまう、よく雨の日に濡れた靴で大理石のように滑らかな床を歩いていて滑ってしまう人がいるが、雪の日はより一層滑りやすくなるので危ないのだ、シャーベット状の水たまりをひょいと飛び越えた着地時に足首を捻ってしまうということもある、だが、福岡でそんな雪道に最適な靴など常備している人はいない、ではどうすれば転倒の危険性を下げることができるのかといえば・・・ちょこちょこなペンギン歩きしかないのだ。

人は雪で足元が悪くなると自然とペンギン歩きになるようで一昨年のほぼ同時期の雪の日はサラリーマンたちが列を作ってペンギン化していた、見ていると今にもツルリと転びそうで怖いのだが、ちょこちょこと歩いてくる様はなんだか可愛くて可笑しかったのを覚えている(2016年1月25日のブログ)。

横断歩道を渡る時は信号が赤に変わるまでの残り時間に余裕がある時に渡るようにしないと慌てていると転んでしまう。

とにもかくにも強い寒波だ、雨で衣類が濡れるのは便利グッズで対処するとして(2015年11月15日のブログ)、そんな寒さに不慣れな場所の人は寒さそのものや交通機関の乱れ以外にも、転倒事故や流通の遅れ、体調管理などあらゆる影響を考えておいたほうがいいと思う。