参加はいつものメンバー4人+メンバーの彼氏さん1人と私を含めた6人だった。
ホットプレート2台で焼くお好み焼きは正月明けバージョンと称しておせちの残り物を混ぜ込む異色のフレーバーだった、数の子あり、黒豆あり、田作りありで結論から言うと実験的で面白かったが美味しさの点では笑えるもので、特に数の子は変だった。
さて、そんなお好み焼きと各々が好きな飲み物で過ごす時間を初参加のメンバーの彼氏さんが仕事明けとビールのせいもあって眠くてたまらない、もともとが酒には弱いらしく酔うとすぐに眠ってしまうのだそうだ、その点私も同じだ、酔うと眠くなってしまう、なのでこういった席では酒はなるべく飲まないようにしている。
しかもその彼氏さんは昨晩も飲み屋のはしごで仲間らに引っ張り回されたらしく、それでいて今日は仕事だ、お好み焼き友の会の参加は仕事明けということになる、それだとかなり疲れているだろう。
1枚目が焼ける途中でその彼氏さんはもう限界だった、その彼氏さんと恋仲のメンバーが「もう! 寝ちゃだめ!」とムチ打つので「はい!」と正座してみたり「いかんいかん!」と己の頬を叩いたりするのだがすぐにまた目を閉じてしまう。
そんな様が可笑しくて笑えるがかわいそうなので寝かせてあげればいいのにと言うと「いや、頑張ります!」と背筋を伸ばしてみたものの、数分後には睡魔に負けて横になり眠ってしまった。
そこで思い出したのがトムとジェリーの「Sleepy-Time Tom」というエピソード、邦題では「トムさんと悪友」、そうそう、仲間に引っ張り回された後でこんな感じで眠いのだ、彼氏さんは眠くてしかたがない。
結局、散会となる午後8時まで大いびきで眠っていた、起こされると赤い目で「はい!」と驚いたように体を起こした、その反応の良さが可笑しくてまた笑ってしまった。
帰宅後はゆっくり眠るべし、いや、それ以前に睡眠不足の時はどこへも寄らずに早めに寝たほうがいい。
それと、おせちの残り物はお好み焼きの具材にはしないのが吉である。