2018年1月10日水曜日

雷と悲鳴

晴れ間がのぞいたかと思えば雪、持ち直して曇りかと思えばまた雪を繰り返した福岡の空、私は午後の晴れ間に自転車でJR箱崎駅隣の業務スーパーに出掛けた、目的は生パン粉、仕事場に出入りする副食材卸業者から買うよりも随分と安いのだ、営業さんには悪いが生パン粉は業務スーパーで買うようにしている。

そんな生パン粉を5袋分レジで支払いを済ませて表へ出ると来る時と違って粒の大きな雪が激しく降っていた、通りはみるみるうちに白くなっていく、だが、この雪も数分しか続かないことは分かっている、降っては止み、また降っては止みを繰り返すのは季節風に吹かれた雪雲の特徴なのだ。

降り止むまでしばらく業務スーパーから出た高架下で待っているとJR箱崎駅前の交差点を傘を手に渡ってくる女性の姿が見えた、強風で傘がグラグラしている、何かの拍子で裏返しになったりしないだろうかなどと思って見ていると・・・「バーーーーーーン!!!」。

雷だ、ほぼ頭上だったのではないか、傘をさしていた女性はちょうど横断歩道を渡りきったところだった、そこで「きゃあぁぁぁ!」とうずくまってしまったのだ。

私もいきなりの雷で寿命が縮んだ思いだ、餅でも食っていたなら喉に詰まらせたかもしれない、まあ、そんな状況で餅を食うというシチュエーションはあり得ないのだが。

雷で飛び上がり、悲鳴にぎょっとし、ハザードを点滅させたまま路上駐車している車が邪魔だとクラクションを鳴らす大型車のせいで駅周辺はざわざわとしていた。

この寒波はまだまだ明後日頃まで続くようである、だが、寒波そのもので比べると現時点では2年ほど前の氷点下4度の日ほどではない(2016年2月2日のブログ)、今回の寒さが一層凍てつくとすれば寒気の抜けた翌日の晴れの明け方ではないか、寒気の寒さは残る上に雲がないので放射冷却が進み気温が下がるのだ、もしかすると土曜か日曜の朝くらいに氷点下を記録するか・・・いや、しないか、どちらかであろう。

風も雪も対処するので平気だが、雷だけはどうにも怖い、これだけは勘弁である。