過去の観察時に「随分と先だ」などと書いた皆既月食が3日後に迫ってきた(2014年10月8日のブログ)、その2014年の時は普及価格帯のコンデジでもそれなりに撮れたのだが、どうやら今年は難しいもよう。
というのも低気圧のせいで雨か霙、または雪の予報となっているからである、冷たい空気を巻き込むため何も降らずとも福岡などの北部沿岸地域には寒気に伴う雲がかかり星空の観測には不向きである。
これが完全な西高東低の冬型による雲ならば同じ九州内であっても宮崎などでは晴れやすいので観測もしやすいのだろうが、今回はつい先日と同じような南岸を通る低気圧のせいなので宮崎とて雨が降る、つまりは観測は難しいのだ。
福岡では午後8時48分頃から部分食が始まり、午後9時51分過ぎから皆既食の始まりとなり、午後10半直前に最大食を迎え、午後11時8分過ぎ皆既食は終わり部分食となり、日付を跨いだ午前0時11分過ぎには部分食も終わる。
この時間帯はたぶん雲がかかっていて見えないだろう、私は天気予報の週間天気予報や10日間天気予報は3日先までが確度高しだと思っている、なので今日付けの10日天気予報のそれを見てがっかりしたのだ。
まあ、仮に1月31日は観測できずとも7月28日の皆既月食を楽しみにしよう・・・とは言うものの、7月28日のそれは部分食の始まりが午前3時24分過ぎ、皆既食は午前4時半なのだ、季節的に日の出の時刻が午前5時27分頃と早いので最大食を迎える午前5時21分頃を待たずとも迫る太陽の明るさに負けてしまう上に月の入り直前で位置は低い、観測の条件はすこぶる悪い。
それでは更に次の福岡で観測可能な皆既月食はというと・・・、なんと2021年5月26日で、しかも月の出の午後7時12分頃には既に部分食が始まった状態で昇ってくるという日なのだ。
2021年か、・・・わあ、随分と先だ。
ここで2014年の観測時に画像が撮れていたことを幸いに思う、あの皆既月食特有の赤い月の画像もしっかりと残せたからである、その時の画像は冒頭のリンクから辿って2014年10月8日のブログでどうぞ。
奇跡が起こって1月31日に皆既月食の観測が可能であれば再び画像を載せようと思う、コンデジ画像ではあるけれど。