2017年5月11日木曜日

真夏日手前のGoogleカー

あと0.5度で真夏日という暑さの福岡、私は休日なので今年初の半袖に膝丈という夏モードの装いで近所を歩いてきた、散歩でもあり買い物でもある、時間に制約があるわけでもないので気が向いた時刻に家を出て、気の赴くままのんびり歩いて、そして帰ってきた。

とある交差点に近い歩道上、そこを夕方前に北西側から南東側へと歩いていると右側の車道を目立つペイントを施したプリウス(?)が通り過ぎて行った、屋根には青いサッカーボールのようなものが取り付けてあるではないか、不思議な車だと思いつつ赤信号で速度を落としていたその車に追い付こうとしたところで「Googleマップ ストリートビュー」という文字が見えた、いわゆるGoogleカーだ。

結局、その車の横に並ぶ前に信号が青に変わったので派手めなGoogleカーはまた走りだして行ってしまった。

確かサービス開始当初はまだ福岡市内はおろか九州はどこも撮影はされておらず東京、大阪、仙台、札幌など、それ以外はただのGoogleマップだけだった、今は既に福岡市内はくまなく網羅されているはずなので今日のGoogleカーはデータの更新で撮影しているのだと思う、いつもお世話になっているGoogleストリートビューはこうやって着々とデータを蓄積してきたのだと思うと手間も時間も掛かるサービスだなと思うし、その便利さを無料で享受できるのはありがたいなとも思う。

私は暇な時によく利用している、近い内に行こうと思っている場所への道順の確認や、昔よく行った場所が現在どうなっているだろうか等、自宅にいながらシャクトリムシのような1歩ずつの前進ではあるが信号にぶら下がる標識やビルの壁の広告なども楽しみながら仮想空間を歩いているのだ。

いつだったか、ふと晴れの日ばかりの風景であることを不思議に思い調べてみたのだが、Googleカーの撮影は晴れの日に行われるそうである、なるほど、雨の日の風景と混在するとどこかの地点で晴れの日と雨の日がサッと入れ替わったりするのでよろしくないのだろう。

遠ざかるGoogleカーはもうひとつ次の小さな交差点で右折した、熱い直射日光と熱せられたアスファルトからの熱気と輻射熱で久しぶりに汗がじっとり、一足先に梅雨明け後の夏の陽気を味わった。

買い物で買ったのはペプシのみ、部屋に戻ってシャワーを浴びてゴロゴロと過ごした。

Googleカーが集めた映像はいろいろと検証し、通行人の顔や室内の様子をぼかしたりの処理をしないといけないのだろう、本当に手間のかかる作業だなと思う、次はいつ福岡の街を走るのだろう、今度見掛けたらすかさずスマホでパチリと撮ってみようと思う。