2017年5月24日水曜日

鯖読みの許容範囲

つい先日インストールしたアプリ(2017年5月21日のブログ)でいろんな人のプロフィールに目を通している、そこに書かれてある内容でなんとなくその人が見えてくるような気がするのだ、急いで特定の誰かになり得る人を探しているわけではない、短い文面にも滲む人柄を楽しんでいるのだ。

そんな中に日焼け大好きな御仁もいた(2015年6月10日のブログ)、だが、一回りほど鯖を読んだ年齢を確認しただけで他はもう読む気になれず他の人のプロフィールへと移動した。

2〜3歳の鯖読みは可愛いが、10歳を超えるとなると厚かましいだけである、アプリ上で出会った誰かと実際に会うということは一切しない人なのだろうか、しないのであれば10歳超の鯖読みも通用するが、そうでなければ実年齢のままの己をリアルに相手の目に晒さなくてはならないので初対面の瞬間から不都合が生じるのではないか、他人事ながら心配になってしまう。

一方、アプリではないがかなり以前に逆鯖読みの人もいた、太めの年上が好きな人だったが、どこへ行っても自分を実年齢よりも少し上に言ってしまうのだ、私にもそうだったが、酒に酔った勢いからかある日自分の年齢について逆鯖読みであることをポロリと告白した。

若い側へ誤魔化すのはよくあることだが、老いた側へというのは珍しい、本人になぜだと訊けば髪が薄くて老けて見える上に、自分が好きになる年上の男はなぜだか同年代を好む例が多いので実年齢+3歳としているらしい、3歳を足す以前でさえ同年代ではないのかと訊けば、3歳を足すことでより同年代に近付けるというのだ、なるほど、私はその説明を聞いて一応は納得した、そこで「ある意味『擬似餌』のようなものか」と言うと凄く嫌な顔をされたが。

まあ、それでも3歳なので可愛いものだと思う、そこで、先に書いた日焼き大好きな御仁のことが再び頭に浮かぶのだがやはり10歳超は厚かましく、この人に限って言えばグロテスクでさえある、鯖読みの許容範囲はどれくらいだろうか、私なりの感覚では・・・うん、やはり3歳くらいまでだという気がする。

話をアプリに戻すが、友人から年代の壁についての話を聞いて笑ってしまった、29歳や39歳のまま歳をとらない人がたまにいるというのだ、本当はその1つ上の年代に入っているのだがギリギリのところで踏みとどまっているのだという、まあ、そんな事例はごく僅かなのだろうけれど。

私は鯖も逆鯖も読まない、現時点で実年齢53歳であり、見た目も歳なりの老けかたをしている、なので仮に鯖を読みたくても無理なのだ、5歳も鯖を読んで「48歳です」などと言ったとしても全体の雰囲気とシオゴマな髪が「嘘です、ごめんなさい」と同時に告白しているようなものなのだ。

私は実年齢のままが気楽で良い、この先もずっとそれで通すことにする。