2017年5月5日金曜日

床に注意

玄関の鍵が開けにくいと姉が言う、特に用はなかったのだがしばらく行ってなかったので様子見で寄った夕方のことだった、鍵が開けにくいとは鍵の差し込みがスムーズではなく固いのだという、どんな具合かと実際に試したところ・・・なるほど、確かにスッとは入らず鍵穴がきついような感じがした。

ギギギッと固いのだ。

そんな時は迷わずCRC556をひと吹きすればあっさり解決するのだが、他の用途も考えてシリコンオイルを成分とする同じKUREのシリコンスプレーを買って使用した、CRC556とシリコンスプレーの違いがよく分からない姉は興味津々だったが、特にどうということはない、ただ鍵穴にシュッとひと吹きで完了。

もちろん鍵はスルリと入るようになった。

「残りはどんな時に使えるの?」と姉が訊くのでギシギシと動きの悪くなったあれこれに使えると大雑把に説明した、ファスナーでも、襖の敷居でも、ハサミの刃にも。

溶剤が使われていないのでプラスチックにも安心して使えるし、木や紙にだって使える、これはCRC556にはないメリットだと思う。

その反面、防錆や細かい隙間への浸透力、そして水置換性が欲しい場合には適さない、まあ、姉の場合はそういった機能はあまり必要なさそうなのでシリコンスプレーのほうが便利だとは思うのだが。

ただ、何度も念を入れて床にかからぬようにと注意した、使う場合は私の仕事場のお隣さんから貰ってくる古新聞でも敷いてその上で使うようにと。

シリコンスプレーはうっかり床についてしまうと滑って危険なのだ、シュッとひと吹きで金属だろうが木材だろうがこれだけ滑りが良くなるので床もツルツルになってしまう、裸足ならまだしも、スリッパや靴下を履いた状態だと本当に危険。

姉にそう言うと共に晩メシ目当てで頻繁にやって来るであろう甥っ子が床に使ってしまわぬように注意をと付け加えた、甥っ子は小さな子供でもない社会人なのだが、そういったミスに限って子供並みにやってしまいそうな気がするのだ。

もし、床にたっぷりとスプレーでもしてしまったら洗剤を使って拭き取るしかないのだが、洗剤が薄いと充分には除去できない場合もある、その時は思い切り濃い目にするか、いっそのことお風呂で使う石けんを泡立てて拭き取るときれいに除去できる。

そこまでハードにすると床のツヤも失われて傷んでしまうので水拭きで洗剤分を取り去ったらよく乾燥させて床用ワックスで処理しなくてはならない、ああ、面倒臭い。

使える場面は多い、廉価で取り扱い店も多く買い求めるのも容易、各家庭に1つあると何かと便利だと思う、だが、くれぐれも床には注意を。>皆様