2017年5月21日日曜日

0.02mmのお守り

アプリ名は明かさぬがスマホに新しいものをインストールしてみた、どれにしようかとGooglePlayの類似のアプリに並ぶうちのひとつで、他のアプリの詳細を見比べてから選んだゲイ同士の出会い系で、今はもうアカウントを削除しているがかなり前に使っていたSCRUFFとほぼ同機能のものである。

インストール後に使える機能を一通り確認し、ざっと他のメンバーのプロフィールを覗いてみた、友人から恋人、エッチの相手まで募集対象は人それぞれ、顔を見せている人、隠している人、ふむ、どのアプリも同じだ。

そして生を希望する人もやはりいる、タチとウケの両方で。

STDについての不安はないのだろうかとこちらが心配してしまう、まあ、不安がないので生を希望しているのだろうけれど、いや、もしやHIV+の人が自暴自棄になってよそへの感染を拡げようとしていたりの可能性について考えてしまう、あるとすれば犯罪だ。

HIVに限らず広くSTD感染の危険性を下げるものとしてコンドームの存在は誰もが知るところで、生で掘る/掘られるという行為を楽しむなら検査を受けて陰性だと分かっている者同士に限るべきなのは言うまでもないこと、そうでない者同士であれば是非とも使って欲しいなと思う。

今は最薄0.01mmという凄いコンドームも登場している、0.03mmでも相当薄いのにその1/3とは・・・、たぶん日本以外では作れぬ代物だと思う、だが、価格は高い、なので薄さと価格のバランスをとって厚さ0.02mmという品はベストなような気がする、あくまで私見なのだが。

素材もゴムの他にポリウレタンがあるが、今はイソプレンラバーというものもあるらしい、通常よりも大きめのサイズのものだってある・・・そんなサイズのものなど私には用がないが。

まあ、それはさておきコンドームはSTDのリスクを下げる方法となり得るが完全にブロックできるわけではないという点もまた現実なのでSTDに対しての「お守り」だと言える。

そう、何もSTDは掘るか掘られたかの時だけ感染するわけではない、口に入れた時に感染することもあるだろうし、菌がうようよと滲み出ている丘疹にべったりと肌同士接触し感染する梅毒のようなSTDだってあるではないか。

それでもコンドームで防げる感染は少なくないので使う場面と意味は確かにあるのだけれど。

全てを自己責任の上だからと相手を信じて遊ぶ楽しみかたもあるだろうけれど、その自己責任をもう一歩進めて面倒でも対策をとった上で楽しむという選択肢もある、自分を守るだけでなく、相手のことも守ってあげてくれたらと思う。