2017年5月22日月曜日

有明月と金星


明け方、仕事に行く途中の道すがら、ぼんやりと明るくなった快晴の空に痩せた有明月と鋭く輝く金星が並んでいるのを見つけて1枚パチリ。

今年はみずがめ座η(エータ)流星群は1つも目にすることができぬまま、あまり夜空を見上げることもなかったのだが、久しぶりに目視上で距離の近くなった地球のご近所さんであるそれら2つの星を立ち止まってしばらく眺めていた。

もっとも、仕事に遅れそうなのでせいぜい5分ほどなのだが。

今朝よりは明日のほうがもっと近くに位置しているはずだが、もしかすると明日は曇っているかもしれないので今朝のうちに見ておくことにしたのだ、梅雨が迫れば星空もなかなか見れなくなるなと思いつつも。

明日はもっと月は痩せて細くなり、26日にはついに新月となる。

再び歩き出して数分後、母親を呼ぶ子猫の鳴き声が聞こえてきた、少し前にも同じように母猫を呼ぶ鳴き声から子猫の姿を探したことがある、今日のは向かって左側の駐車場のどこからかで、声の聞こえる方へ寄っては背を低くし子猫を探すが全く見えない、だが、徐々に声は大きくなっているので私は子猫のほうへ近づいてはいたのだ、もう少し移動したところで鳴き声はピタリと止んだ。

母猫ではない私の気配を感じたか、靴が見えたのか、警戒して黙ってしまったのだろう。

仕事へ急ごうと向きを変えてやや早足で駐車場を出たところで再び子猫の鳴き声が聞こえてきた、母猫はどこへ行ったのだろう。

それにしても夜明けが早くなった、仕事場に着く頃には大きな見出しだけなら新聞だって読めそうなほどに手元は明るい、日の出の遅い福岡でもそうなので、北海道や東京ならとうに明るくなっているだろう。

季節の進みは早く、日本は意外と広いなとまたしても思う。

福岡における梅雨入りの平年日は6月5日、それにあと1ヶ月ほどで夏至ではないか、早い、本当に早い。