8月の終わり頃に入った新しいパートさん(2015年8月27日のブログ)は仕事内容と仲間にもすっかり慣れて落ち着いている、てきぱきと動けるし気が利く人で良い人が見つかったと喜んでいる。
そんな新人さんをも含めた午後の休憩時間、他のパートさんらと一緒にお茶を飲んでいると以前短期で働いていたという市内の食品工場の話をしてくれた、女性のパートさんが40人ほどもいる工場で昼は社内の食堂で弁当を使うのだが1人だけどうしても食堂で食べずに更衣室で食べる人がいたという。
更衣室のテーブルで・・・などではなく、なんと狭いロッカー内で弁当を広げて隠れるようにしゃがんで食べるのだという、中腰というわけでもなく、膝を付いているわけでもない、ちょうど庭の草むしりをする時のような体勢で食べていたらしい。
誰かが来るとパッと止めるらしいのだが、時々失敗して目撃されてしまったとか。
ある日、おかずの匂いが更衣室に充満していたので年長のパートさんが「○○さん、ここで食べるのは止めて」と言うと私の自由を侵害するのかと逆に説教していたそうで。
とうとう社内の規則として弁当は食堂でということになり貼り紙をされ、それ以後は更衣室で食べるのを止めて食堂で・・・とはならず仕事を辞めて行ったのだという(!)。
食堂で食べるのがよほど嫌だったのだろう、でも何故だろうか。
私もサラリーマン時代、同じ部署の2つ年上の人が真冬でも弁当は屋上のベンチで食べるのを不思議に思ったことがある、その人はお茶も漬物もあってスペースも確保されている食堂ではなぜか食べたがらなかった、仲の良い同僚は多くて飲みにはよく皆と一緒のことが多かったが、お昼の弁当だけは屋上で独りでだった。
更衣室は狭いだろうし、屋上は雨の日や真夏や真冬は快適ではなかろう、理由はいろいろあるだろうが弁当は食べ終わった後で居眠りだってできそうな食堂がお薦めである。