今日は早朝から雨が降った、秋霖というわけではなく寒冷前線が通り過ぎて行く際にザーッとこぼして行く雨なのだ。
ここ数日は濃いPM2.5のせいで空ばかりでなくどこもかしこも粉っぽかったのでちょうどよかった、雨が降ったのは約2周間ぶりである、それより前は日差しが嬉しいくらいの雨続きでうんざりだったが、今月13日の連休明けからは一転して晴れ続きとなった。
肌から押し入れの奥までカサカサのパサパサだがジットリしているよりはよほど良い。
大気汚染が深刻化した私の子供の頃は雨に濡れると頭がハゲるという噂が子供を中心に拡がっていて下校時に雨で傘が無い子の中には頭に雑巾を乗せて帰って行く子もいた、頭に雑巾などとんでもないことであるがハゲるよりはマシだと判断したのだと翌日本人が言っていた。
今時の子らはそんなことは思ってはいないだろう、雨のせいでハゲたという人などいない。
だが現実に汚いのである、ベランダの手すりや車のボディの雨粒が乾くと薄い泥水ほどはないが白い跡を残している、中途半端な雨だとまだら模様ほどに汚れてしまう、白い器にでも溜めれば濁っているのかもしれない。
今日降った雨を境に気温が一段と下がるらしい、天気図は西高東低ではないか、なんだか冬のそれを見ているようで秋も後半に入ったのを知った。
晩秋から冬は嫌いではない、刺しまくる蚊もいなくなるし、自転車置き場にいるのではないかと用心深く足元を確認したくなるムカデもいなくなる、部屋で半袖に膝丈姿でゴロリとはいかなくなるが、簡単な暖房さえ準備すれば凍えるほど福岡は冷えるわけでもない。
食べ物はうまいし、酒だってそうだ、ただ、太りやすい時期なのでその点は気をつけなくてはと思う。