WOWOWで放映された「ツイン・ピークス The Return」(2017年11月8日のブログ)の最終話を見終えた、なんという結末なのだろう、ここに辿り着くまでに私の脳はストーリーを行きつ戻りつ整理しながらなんとかついてきたというのに17話と18話で大きくブレてどういうことなのかが分からなくなってしまった。
まあ、初代ツイン・ピークスも少なからずそういうものだったので、今回もある程度は予想していたので衝撃というほど驚いたわけではないが難解であることには違いない。
このツイン・ピークス The Returnの解釈については3人寄れば3人とも異なっていてもおかしくはない、まさに三者三様の解釈があるのだ。
細かく書くとネタバレになるので避けるが・・・、いや、たぶん細かく書いても粗悪な文章作成アプリで出力した内容のように理解しにくいとは思うが、私なりにこのドラマの展開の節目は7つほどあるのだと感じた、仮にそれをA〜Gとするなら、別の人に言わせればA〜Kまであっただろうし、もしかするとA〜Zだと言う人だっているかもしれない。
しかも、同じA〜Gだとしても、人によってはBはB1であり、もっと別の人にとってはB2だったのかもしれないという具合で節目ごとに解釈が異なっていそうな気がする、B1から先は真っ当に進めばC1となるだろうが、またそこでもC2やC3、C4といった枝葉に分岐するかもしれない、もうキリがない。
この脳の混乱ぶり、一体どうしてくれるのだ。>製作者
詰めて書いても解が得られないので物語そのものは置いておくとして、このドラマでは上瞼を含む額側の皮膚を下瞼側に縫いつけられて目の見えない「Naido(ナイド)」という女性が登場するのだが、その役を演じるのはなんと日本の裕木奈江なのだ、その特殊メイクによる容貌のインパクトはかなりのもので、役どころとしても重要なのだ、この裕木奈江の登場はとても意外で興味深かった。
記憶の中ではスナック菓子のCMに出ていた若い頃のイメージしか残っていなかったので、すっかり大人の女性として登場したNaido役はたいしたものだと思う。
さて、ネタバレせずに物語の洞察を書くのも薄めすぎたカルピスのようで美味しくはない、それに、私がここで埒の明かぬことを長々と書いても仕方がない、サスペンスやミステリー、スーパーナチュラルな物語が好きだという人は是非その目で見て自分なりの解釈で楽しんで貰えればと思う。
そのうち再度1話目から再放送もされるだろう。
ところで、私はこのツイン・ピークス The Returnを数日遅れではあるが見逃すことなく全話見終えた、しかしこれだけのためにWOWOWの視聴契約などはしない、ではどうやって見たのか・・・それはWOWOW契約者である友人S氏に頼み込んで録画してもらい、それを見ていたのだ。
「これはどういうことなのだ」とドラマの内容についてS氏とやりとりをするのも実に楽しかった、S氏に感謝、そして、ツイン・ピークス万歳。