2017年12月22日金曜日

間もなく1年

今年最後の休日となった今日、午前中から日頃あまり立ち寄らぬホームセンターに入るとクリスマスシーズンに合わせてか店内のBGMもそれに合わせたものが流れていた、ただ、店内でクリスマス関連の品といえばLED電球を使ったツリーやその他装飾品くらいで食料品の取り扱いがない店なのでその季節感は乏しい。

なにせ店内のかなりの面積を現場作業員が使う防寒着や靴、手袋、工具、材木といった品が占めている店なのだ、私が買ったのは13用節水型水栓コマ、台所の流し水栓を占めても蛇口からポトリと水が落ちてくるようになったので劣化したコマの交換である。

売り場を歩いている時に流れていたのは竹内まりやの「すてきなホリデイ」、この時期になるとよく耳にする、夫である山下達郎の「クリスマス・イブ」よりもその機会は多いのではないだろうか。




そしてレジに並んだ時の曲がジョージ・マイケル・・・というよりはワム!の「ラスト・クリスマス」、これも定番である。

はたと気づけばジョージ・マイケルが亡くなったのは昨年12月25日のクリスマス、間もなく1年が経とうとしている。

この曲がヒットした年のクリスマス、私は24歳年上の中年男と一緒に過ごしていて、「この曲は失恋した去年のクリスマスと今の想いを歌ったものだ」などと深夜のテレビを並んで寝転がって見ながら話をしたのを覚えている、そう、そして曲のタイトルである「ラスト・クリスマス」は「去年の」という意味なのだが今となってはジョージ・マイケルにとって別の意味で「最後の」クリスマスになってしまった、なんと皮肉なことだろう。

私と中年男は翌年も、そのまた翌年も、クリスマスにはどこからか流れてくるこの曲を耳にしながら一緒に過ごしていたのだ。

結局のところ5年ほどで終わった仲であるが。

クリスマスか、幼い頃から我が家にはそれを祝う習慣などなかったので今もとりたてて何かをするということはない、せいぜい友人たちと集まって鍋の食事会を開く程度か、これはこれでとても楽しいものではある(2013年12月22日のブログ)。

今は亡きジョージ・マイケルのその歌声を耳にするのは今日を含めて残り4日か、その翌日には前日までのお馴染みの曲は一斉に消え、そしてまた来年のこの時期が迫ると戻ってくるのだ。

年の瀬もいよいよ押し詰まってきた、残すところ10日もないのだ、日が経つのが転がるように早い、今年は晦日の午前中に皆揃っての大掃除が仕事納めである、そこに漕ぎ着けたら怠惰な連休を満喫しようと思う。