2017年12月14日木曜日

酒の席に政治の話は禁物

今日は居酒屋でごく仲間内だけの忘年会だった、明日が仕事なので午後8時頃には終了し2次会もなかったが2時間近くを酒と肴でぐだぐだと忙しい師走でこわばった体と気忙しさをほぐせてたのはよかった、参加人数は5人だが気の置けぬ仲間たちなのだ。

なぜ週末などではない今日が忘年会かといえば参加メンバーそれぞれが職場の忘年会などで週末を使うからで、それ以外の日で皆が揃うのが今日くらいしかなかったのだ、なので木曜日の忘年会となった。

楽しかったが、酒の席に政治の話は禁物であるとつくづく思う。

というのも私たちよりも30分ほど遅れてやって来た隣の丸テーブルの客ら4人が酒の勢いもあってか何かの話のついでに先の選挙で落選した某政治家について触れた人がいたのだが、その向かいの男が鼻で笑い異論たっぷりに自分の意見をぶつけたので席の雰囲気が悪くなってしまったのだ、徐々に2人の声のトーンも上がり相手が話し終える前に自分の言葉で遮るのでイライラしているのがこちらにまで伝わってくる、居酒屋の店主がやんわりと口を挟んでその場は収まりはしたけれど。

私の父も仕事を終えた後の焼き鳥屋で別の客との自分が支持する政党の話で怪しい雰囲気になったことがある、酔った相手の男が執拗に絡んできたのだ、父も私がいるので相手にしないようにしていたがかなりイライラしていたようだ、当時私は中学生で、「旨い焼き鳥を食わせるから」と連れて行かれた時のことだった、その時は女将が割り込んで場を収めたのだけれど。

普段は政治の話などしない父だったので意外な一面ではあった。

一方、私たちの席はというと80年代のアイドルや年齢と共に目立ってくるほうれい線に耳毛、そして年金とエンゼルスに入団する大谷翔平投手の話だった、もっとも、大谷翔平投手については野球うんぬんではなく「顔が可愛い」や「デカそう」という内容だったのだが。

まあ、私は大谷翔平投手が好みではないのでほかメンバーのやりとりをニヤニヤしながら聞いていただけである。

いやいや、それにしても緩いものである、だが、無理強いや付き合いの上でのよそ行き顔の忘年会ではないのでこれが楽しいのだ。

仮に私たちが政治の話を切り出していたらどうなるだろうと考えてみる、・・・たぶんではあるが高確率で「ふーん」で終わると思う。

そう、1人で政治の話を口にするのは問題ない、呼応する相手がいないからトラブルに至らないのだ、だが、相反する思想を持つ熱い人が同席すると荒れやすくなる。

なので、できればだが酒の席では政治の話は避けたほうがいいと思う。