2017年8月5日土曜日
鈍足と停滞
いったいいつから九州の南海上に位置しているものか、迷走に迷走を重ねてきた台風5号がじわじわと九州に接近中で、もうかれこれ3日間ほどこういった状態が続いている。
先月末の時点では高気圧の影響がうまく数値予報に反映できなかったせいのか今とはかなり違った進路予想だったが(2017年7月30日のブログ)、今はもうブレのない一貫した予報を毎回出しているようである、これは気象庁もヨーロッパ中期予報センター、そして米軍合同台風警報センターもそうである。
幸いだったのは台風の勢力が当初の予想ほど強くならないことで、数日前まではなんと中心気圧が930hPaくらいまで下がると予想されていたのだ、九州のすぐ南の海上でそんな勢力だったらと考えるとひたすら怖い。
このまま九州南部をかすめて北上し四国や本州に再上陸するのだろうか、台風の目が大きく中心から離れた場所にそれを取り囲む分厚い雲の壁があるので台風の目から離れていても雨や風が強いことも考えられる、進路に当たる人はもちろん、近くを通過という人も、そして台風に吹き込む南風がぶつかる場所の人も大雨に注意されたし。
以前にも書いたことがあるのだが世の中には台風接近を喜ぶ人がいて、中には夜通しテレビの台風情報を見ている人もいるというが(2015年7月11日のブログ)、私には何が楽しいのかさっぱり理解できない。
台風は怖いものなのだ、風と雨で家屋を壊し農作物にダメージを与えるし、交通網を乱し生活を混乱させる、かなり前にYoutubeで台風接近下の屋外で若者が強風に吹かれる様を撮った動画を見たことがある、強風に向かって歩いてみたり、風上に向かって体を倒そうとして風に押し戻されるのを笑っていたりという動画だった、危ないぞ、中身が空にせよペットボトルなど飛んでこようものならケガをしかねない、自然は油断した瞬間に想定外の牙を剥くものではないのか。
再度書いてしまうが台風シーズンは始まったばかりか、・・・ああ、憂鬱である。