牛か豚かで譲らず(2017年3月8日のブログ)、バナナで家出するほどの大ゲンカをした2人が最近になって同じ階に住む中年女性から「あなたたちどうして一緒に暮らしているの?」と訊かれて「ゲイだもん」と答えたのだという。
中年女性は「あら」とだけ反応したそうだ。
そんな仲睦まじい2人は珍しいことに片方が片方を褒めているのだ、理由は「あいつの作るチャーハンが神がかりレベルで旨い」というもの。
ダンナは仕事の量が増えて家に持ち帰るようになり、夕食を済ませるとそそくさと部屋に篭って持ち帰った仕事をこなしているのだが、深夜11時頃になると腹が減るので夜食を頼むとしばらくしてチャーハンを持ってきてくれたのだという、それが実に旨くて毎日夜食はチャーハンを頼んでいるらしい、もうかれこれ5日ほど続けて。
そんな絶品チャーハンをダンナは喜んでいたよとメッセージを送ると「そうなの? 俺には直接言ってくれないw」(原文まま)と嬉しそう、そこで、チャーハンが得意料理なのだなと送れば「あれはマルハニチロの冷凍チャーハンだよw」と言うではないか。
仕上げにごま油を垂らして乾燥ネギと塩コショウでパパッとフライパンで炒めてハイ出来上がり。
特に必要もないので冷凍チャーハンだとは言ってないらしいが、毎回それを食べたがるのでよほど気に入ってるのだなとは思っていたらしい、そうか、絶品チャーハンはレンジではなくフライパンで炒めたそれか。
「言ったほうがいいのかなw」と言うので別に言う必要はないと返した、食べて美味しいのならそれでよいではないか、チャーハンそのものの美味しさもあるのだろうが、手間と愛情もちゃんと入っているのだろう、だから美味しいのだ。
いや、かなり前に書いたのだが(2011年1月30日のブログ)、確かに冷凍食品は美味しくなったと思う、私はそれほど頻繁に冷凍食品を口にするわけではないが、たまに食べると素直に美味しいなと思うことはあるのだ、きっとメーカーも研究に研究を重ねているのだろう、以前書いた時よりも今のほうがまだ美味しくなっているに違いない、単に味そのものだけでなく、中にはもしかしたら見栄えや食感といったものまで一流店のそれに劣らぬレベルに近付いているものだってあるのではないだろうか。
それにしても仕事を自宅に持ち帰ってまで頑張っている友人カップルのダンナのほうの体は大丈夫なのだろうか、夜食に絶品チャーハンで腹は膨れるだろうが翌朝が疲れそうで心配ではある。