2017年8月10日木曜日
やっぱり目を引くこの廃墟
同じ飲食業仲間だが夜間に働く友人から盆に備えて墓の掃除に行きたいのだが一緒に行ってくれないかとメッセージを貰った、墓の掃除といえば雑草の処理にゴミ掃き、そして装備品の手入れに墓石磨きくらいではないのか、そんなもの1人でも1時間もあれば足りるだろうと返したところ、昨晩に録画しておいたNHKの怖い番組を見てしまい1人で行くのが怖いのだと言う。
その四十路半ばの中年男の発言には驚いたが、まあ、私も夏休み中で今日の予定は明日に延ばしたとて何ら問題はないので一緒に行くことにしたが、内心ではちょっとしたドライブが楽しめそうだというのもあったのだ、場所は車で40分ほどの宇美町の霊園だった。
着いてみると友人の墓の大きさにまたも驚いた、どこの著名人の墓だと言うと笑っていたが、そう、私の家の墓の倍以上はあったのではないか、これならゴシゴシと磨くのも時間がかかるだろう。
手入れは年に一度くらいで、自分以外はたぶん誰も来てくれないのだと言う、雑草は伸び放題で抜くのに時間がかかったし、その量も結構なものだった、持参した45リットルのビニール袋にして2袋、ゴミも履いて装備品もきれいにしピカピカになったところで一休み、クーラーボックスに入れていた冷えたお茶を飲みながら雨さえ降りそうな曇り空を見上げてしばしのんびり。
昼間だというのに蚊の多さには辟易した。
帰りは少し違ったルートを通って志免町を通過、途中で有名な廃墟を1枚パチリ、志免鉱業所竪坑櫓だ、確か以前も同じような場所から撮ったような記憶がある、遠くからでもこの廃墟の頭がチラリと見える様は怪物が仁王立ちしているような雰囲気があってなかなか面白い、形は似つかぬが何故だか私はこの廃墟を見ると映画「宇宙戦争」に登場したトライポッドを思い出すのだ。
昨日の朝の空間が捻れるような風と雨のせいなのか、暑さが一寸弱まったような気がする、体が慣れたからかくたくたに溶けそうなほど暑くはないのだ、立秋を過ぎて日差しだけは着々と秋に向かってはいるせいもあるのだろうか。
明日は姉を連れて天神へ、昨日の双眼ルーペを実際に試用させてみる予定。