2016年1月31日日曜日

豹変するアンパンマン

今日のお昼は町内の顔見知りらが集まっての食事会、カセットコンロ2台の片方には四角のの鉄板、もうひとつには鉄板が無かったのでフライパンを乗せての焼肉だった。

予定では4人だったが急遽大食いしそうな人が1人増えたので具材が少々足りなくなるかもしれぬ事態に備えて買い出しに行くことになった、スーパーまで車で行くことにしたのだが私は徒歩で参加したので免許証を持っていなかった、なので参加者のうちの1人の車で一緒に出掛けたのだった。

車の持ち主はアンパンマンと私が勝手に呼んでいる人で、私より2歳年下なのだが頭が禿げているので少し上に見える男、穏やかな口調と物腰で優しい人なのだ。

だが、驚いたことに車で運転をするとガラリと豹変した、あと一歩のところで信号が黄色に変わってしまうと「ちっ、くそっ・・・」と呟き、前をノロノロと走る軽自動車には車間距離をぐっと縮めてクラクションを鳴らし「運転するな! バカ!」と毒づく始末。

いつものおっとりした穏やかで優しそうなアンパンマンはどこへ行ったのだ、目が点になる私。

ノロノロの軽自動車がクラクションに慌てて脇に寄り、こちらの車に道を譲ったのだが、その軽自動車を追い越す時にジロリと睨み倒すのだった。

な・・・なんだなんだ、怖いですぞ。

スーパーに着いてバックで駐車・・・と、その時に後ろを横切ろうとした子供に気付いて急ブレーキ、「くそっ!」と舌打ち。

降りて歩き出すといつもの穏やかな感じに戻るのだが、なぜだかハンドルを握ると別人のようになってしまう我が町内のアンパンマン。

その昔、天神某所の6階には初心者にありがちなトラブルの解決法を求めてやってくる客にいかにも面倒臭そうに「はぁ?」などと応対するPC売り場の店員がいたが、普段はニコニコと丁寧なのにトラブルの質問にはいつもぶっきらぼうで客が戸惑うほどだった、今日のアンパンマンには当時のPC売り場のその店員を彷彿とさせるものがある。

そういえば某デブタレントもハンドルを握るとテレビのイメージからは程遠い感じになってしまうと別のお笑い芸人さんが番組中でポロリとこぼしたことがあった、そういう人は意外といるのかもしれない、それも気性のうちだと言ってしまえばそれまでだけれど。

だが、運転は焦らず急かさず、ゆったりと落ち着いて、安全第一で。