2016年1月14日木曜日

カンジダという黒幕

仕事場のパートさん、口角(口の端)が少し切れたようになって赤くただれている、ビタミンB群の不足ではないかと家族に言われサプリメントを飲んでいるが一向に良くならない、塗り薬もあまり効果ないとかで笑う時にも口を大きく開けぬよう注意している、口角が荒れてからもう5日目になるという。

正月に風邪気味となったのが発端ではないかと本人は言う。

治りが悪いと言うのでカンジダ菌のせいではないかと指摘すると聞いたこともない菌だと不安げにしていた、カンジダ菌は細菌ではなく真菌類(カビの仲間)である、普段から人の体にはいるのだが、体調を崩したりで抵抗力が落ちると悪さをするのだ。

真菌類なので殺菌剤は効かない、もし本当にカンジダ菌のせいならば使うべきは抗真菌剤である、明日にでも病院で診てもらうと言っていた、そう、治りが悪い時はすぐに病院で診てもらうのが確実である。

カンジダ菌はいろんな病気の黒幕とも言える存在だと思う、一見するとよく知られた病気のようでも治療効果が上がらないような時はカンジダ菌が悪さをしている・・・ということも実際にあるのだ。

歯石を取ろうが丁寧にブラッシングしようがなかなか治らない歯周病がそれのせいだったり、カンジダ性大腸炎が潰瘍性大腸炎と誤診されるケースなど、このブログを見ている人の中には聞いたことがあるという人もいるのではないだろうか。

先のパートさんのように風邪やインフルエンザで寝込んだ時に口角がただれてしまったという経験を持つ人はもっと多いはず、あまりクローズアップされることもないカンジダ菌による病症、実は皮膚の表面から内臓まで多部位に及ぶので注意が必要である。

まずは病院で診てもらうのが良いのだが、それよりも前に「ああ、これね、○○でしょう、薬出しておきます」などとよく調べもしないうちに結論を出してしまう藪医者ではなく、しっかり検査をし原因を突き止め確かな診断を下せる医師のいる病院に恵まれることが大切ではあるのだれど。