2016年1月6日水曜日

生大根の食べ過ぎ注意

先月の半ば頃、夏のそれとはちょっと違うあちゃら漬け(2015年6月4日のブログ)を実家の姉に持って行った、タッパに入れて1人で食べるなら2回分ほどの少量である。

夏との違いは大根を紙のように薄く切り、合わせて漬けるのは糸のような細切りの昆布とピーマンをひとつまみずつという点、黒砂糖も使わない。

姉はピーマンが好きではないが所々に緑の色合いがアクセントとなっている冬のあちゃら漬けを気に入ってくれた、作り方を教えてくれというので塩で揉んで水気を固く絞り黒砂糖は一切使わないこと以外は夏と変わらないと伝えた。

大根の辛味と酢の酸味、ピーマンの香りがバランス良く時々作って食べているらしい、そして昨日、大きいが安い大根を買ったので丸ごと1本を薄く切って冬のあちゃら漬けを大量に作り、かなりの量を一度に食べたのだと言う。

そして数時間の後に下痢をしたらしい、今日の夕方に電話で聞いた。

そう、大根の辛味(アリルイソチオシアネート)はカラシやわさびの辛味と同じである、意外と知られていないが少量ならば問題はなく体に良い効果もあるのだが、多くなると刺激が強いせいで腹痛や下痢の原因となってしまう。

確か・・・小学生の頃にテレビの科学番組でキャベツから抽出した同じ成分を精製し純度を高めたものをゴム手袋に注ぐとあっさり穴が開いてしまったのを見て驚いた記憶がある。

そういう性質もあるので私も仕事でお客さんに出す生大根(大根おろし等)はその日の辛味を調べて量を加減している、時々「とびっきり辛い大根おろしをくれ」と言われることもあるが全て断っている、大根でお腹を壊したのを食中毒だと騒がれても困るからだ。

食べ物全てについて言えるのだが食べ過ぎはよくない、多すぎる分は無駄になるし、体を傷めかねない、大根を薄く切るのにかなりの時間がかかった姉は頑張った甲斐なく下痢をした、どんな食材にしろ食べ過ぎ注意である。