2015年11月21日土曜日

灯台下暗し

今日は外で友人と食事をしてきた、夕方の早い内だったので遅い昼食か早い夕食か微妙なところ。

待ち合わせの時刻に数分遅れて友人がやって来た、息を切らして汗をかいている、よほど急いで来たのだろうと思ったら探しものをしていたら遅くなったので急いで来たのだと言う。

探しものは見つかったのかと訊けば見つかったから大丈夫と笑っていた。

友人は約束の時間よりもかなり早めに近くに出て来ていたので時間潰しでうろうろしていると某靴店で3割引きの靴が目に留まり買ったのだった、なるほど、手からぶら下げているショッピングバッグには靴屋の店名が入っている。

約束の時間まであと30分というところでコンビニでコーヒーを買って1ヶ所だけ空いていた近くの公園のベンチに腰掛けて一服、公園には人が多くぼんやり眺めていたらしい。

コーヒーも無くなった頃に時計を見るとあと20分、そこではたと気付けば買った靴が無い、コンビニのレジに置き忘れたのかと思って戻ってみても無い、靴屋に置いたままなのかと戻ってみたがそこにも無い、3割引きだったが7,000円ほどのスニーカー、どこに置き忘れたのかわからぬまま途方に暮れて先ほどの公園を横切って約束の場所に向かう途中で・・・なんと、自分が座っていたベンチの下に置いてあるではないか。

友人は公園に人が多かったので隣に誰か座ってくるかもしれないので靴をベンチの上にではなく自分の座っている真下に置いたのだった、それを忘れたのだという。

友人は早い痴呆の始りではないかと不安がっていたが、いや、単なるうっかりなのだろう、それよりも持ち去られずに済んで良かったと思う。

まさに灯台下暗し、探しものは尻の下だったのだ。



(2015年11月23日追記)

その後、その友人が言うには箱は開けられていたらしい、その上で再び箱を閉じ、そして同じ場所に置かれたのだという。

箱の封が切ってあって、中の治まりも少々雑になっていたので分かったらしい、箱を開けた人は「これは何だろう?」→「靴か」→「元通りにして」→「置いておこう」という流れだったのではなかろうか。

兎に角誰にも持ち去られずに済んで良かった、これを教訓に私も手回り品の管理はしっかりとしなくては。