有料動画サービスでコメディ作品のサムネイルを眺めているとメグ・ライアン出演の「めぐり逢えたら」を見つけた、1993年の作品というからメグ・ライアンが30歳を過ぎた頃の作品ということになる。
まるで20代半ばのように可憐である、元々が美形な上に表情が明るいので余計にそう見えるのだ、メグ・ライアンは間違いなく美しい。
この女優の出演作としてこの作品のファンは実に多いが、私は1998年の「ユー・ガット・メール」のほうがもっと好きで、「めぐり逢えたら」よりも少しだけ歳を重ねてはいるが可憐さはそのままに、それでいて大人の余裕のようなものが感じ取れる自然な立ち居振舞いがよく似あっていたからである。
そこで今年になってからのゴシップネタを思い出してしまう、整形のせいで本来の美貌ではなくなってしまったという残念な話だ。
そこで紹介されていた画像は現実のままなのかもしれないし、悪意のある極端なショットの紹介なのかもしれない、が、どちらにせよ昔のイメージからはかなり遠い。
もし本当に整形のせいでああなってしまったのならと思うと残念でならない、デミ・ムーアやシャロン・ストーンも似たようなゴシップネタが登場し画像が紹介された、もし本当だとしたら単に老けてしまうほうが美しかったのではなかろうか。
なのでそこでメグ・ライアンなのだ、今年の画像を見た私はそれが本人なのかどうか一瞬判別できなかった、似ているようで別人のような感じだったのである、ここでそれらの画像を紹介などしないが、どんな具合なのかを見たくば各自検索して欲しい。
誰しも歳を重ねて老いるというのは少々寂しいことである、体のあちこちにガタは来るし、老眼も顕著になって記憶から情報をパッと引き出せなくなるので名前はどれでも「あれ」という指示代名詞に置き換わってしまう。
そういった昔に戻れぬ部分はどうしようもないが、ではせめて見た目だけでも・・・というのが美容整形なのだろう、見た目の変化を過去に戻すという考え方を私は否定はしない、だが、どうだろう、メグ・ライアンが本当に整形をしていたとして、それが現在の表情を作っているとするなら、もし、逆に何も手を付けずに今を迎えていたらどうだっただろう、シワも増えて老いはするだろうが自然なままの可憐さは褪せることなく維持していたのではという気がする。
本人が満足しているのならそれいいではないかという意見もある、確かにそうだと思う、本人が幸せを追求するための決断だっただろうし、それを得たのなら大変喜ばしいことなのだ。
ただ、メグ・ライアンの一人のファンとしては勿体無いような、残念なような、正直そう思うのである。