2015年11月12日木曜日

「濃縮つゆ」で上等

仕事場に社会体験の一環として調理学校の生徒(女性)が1人入って来た、いわゆる現場体験だ、生徒は仕事の内容を見学し感想や考察を交えてレポートを纏めるのだ、そのレポートは卒業を控えた生徒の卒業論文のようなものとなる。

市内の飲食店を3日ずつ5店巡るのだという、うちは2店目だ。

厨房で邪魔にならぬよう生徒はデジカメで撮影したりメモをとったり・・・するのかと思ったがスマホで動画撮影していた、後で再生しながらレポート作成するのだと言う、なるほど。

休憩時間に話をした、どの店を巡ったのかは規則で答えられないらしいが、前回行った店では出汁についてうるさかったという、確かに味の基本であるからそれは重要、ただ、家庭でもしっかりと出汁をとるようにと生徒はそこの店主から「主婦になった際の作法」を説かれたらしい。

家庭に於いての出汁は正しいやり方でとれればそれに越したことはないが、私は普段なら濃縮つゆで充分だと思う、それで上等なのだ、特に忙しいわけでなくとも時間短縮ができれば自炊も楽しく気軽にできるし、時間に余裕ができれば他の事に回せるようになる。

面倒臭いと自炊は続かない、厳しい他店の店主の目には邪道に映るかもしれないが濃縮つゆは便利である。

さて、濃縮つゆには各社からいろいろなものが出ている、かつおベースのもの、昆布ベースのもの、ストレート、2倍濃縮、3倍濃縮等々選択肢は広い。

うちの姉は某スーパーのプライベートブランドのものを使っている、かつおベースで2倍濃縮タイプだ、香りと価格が手頃な点が気に入っているらしい。

私は近所のスーパーならどこでも売っていそうなヤマサという千葉県にあるメーカーの「昆布つゆ」というものを使っている、昆布ベースで3倍濃縮タイプのものだ、煮物や炊き込みご飯、素麺や蕎麦のつゆにはもちろんだが、醤油代わりで冷奴に薄めず少量かけたりしても美味しい。

正統派の料理の基本も大事だが、普段使いなら濃縮つゆは何かと忙しい自炊派社会人の手助けになってくれると思う。