2015年11月18日水曜日

ミルキー?

某サイトでのコラムを読んだ「キラキラネームの終焉」というタイトルだった、一頃流行った(今も?)珍妙な名前を当て字で名付けるキラキラネーム、それが下火になって古風なものが一部復活の気配という記事だった。

そうだ、キラキラネーム、とても読めない難読なものばかりで、読みを教えてもらっても「そうは読めない」と突っ返したくなるようなものも多かった、当て字どころか意訳ではないのかというものも少なくない。

当然のように賛否は分かれた、私は「否」の側である。

いつだったか、私の仕事場で数年働いていたパートさんがある日突然「うちの孫よ」と赤ちゃんを抱いて勝手口から遊びに来たのだが、「名前は?」と訊くと「美留樹っていうの」と言う、美留樹と書いて「ミルキー」なのだそうだ。

店の現役パートさんらは「わー、かわいか〜」と赤ちゃんを交代で抱っこしたりで喜んでいたが、元パートさんが帰った後で手のひらを返すように「あげな名前付けてからくさ(あんな名前付けたりしてさ)」や「ばかばい(ばかだわ)」とすこぶる評判が悪い。

いや、評判が悪いというよりは散々だったのだ。

赤ちゃんは可愛かったが、お菓子みたいな名前を付けられたのが可哀想だと言うのだ、なるほど。

子供の内はまだ良しとして、ミルキーちゃんはそのうち名前について思い悩む時が来るかも知れない、親は何かしらの考えや思い入れあっての名付けかもしれぬが、それが子供に伝わるとは限らない。

さて、これから先どうなるのだろう、ふりがなが必要な名前などいろんな場面で面倒臭い思いをすることになりはしまいか、私もキラキラネームは終わったほうがいいなと思うのだ。