2017年9月5日火曜日

本命は脇役

午後にWhatsappの無料通話で話をした東京の友人によると彼の職場のすぐ近くで見覚えのある女優が何かを演じている現場を撮影している集団がいたらしい、CMかドラマか、少し離れた場所には野次馬がいて女優のほうを眺めていたという。

友人もその中の1人だったが、友人のお目当ては女優ではない、撮影している側のうちの1人で白い板(?)のようなものを持った髭坊主なのだ、彼にとっての本命は主役ではなく脇役ともいえるスタッフだった。

そうそう、私にもそういう事例は実に多い。

私は好んで海外ドラマや映画を観ているが、その中にもよく惹かれる脇役が登場する、若くスレンダーな主役には物語の本筋で頑張ってもらうとして、魅力的な脇役にはそれに加えて好みのタイプを愛でるといった楽しみかたをさせてもらっている。

だが、私の好みはノンケ社会一般のそれとは少しズレているのであくまで本当に脇役の1人に過ぎないので登場回数も時間も圧倒的に少ない、しかも、ロードムービーなどではどこかの地点で登場するだけのダイナーのオヤジだったり、サスペンスものでは早い内に事件に巻き込まれる犠牲者役などですぐに役目を終えてしまったりもする。

そんな中でも稀に主役に近い重要な役を演じる脇役で長く登場することもある、たとえば2001年に公開されたアメリカ映画の「ザ・メキシカン」がそう、主役はブラッド・ピットでありジュリア・ロバーツなのだが、強面で冷徹な殺し屋のリロイを演じるジェームズ・ギャンドルフィーニなどは最たるものだった。

映画の中でゲイを演じていたが、そうでなくても惹かれたのは間違いない、私はああいったゴロッとした男臭い同年代のオヤジが好きなのだ、ジェームズ・ギャンドルフィーニについてはアメリカドラマ「ザ・ソプラノズ」でも長いこと見てきたが、まだどこか若さが残る頃からいい感じのオヤジに老けていく全過程でとても惹かれていた。

ただ、残念なことに、8年も前のブログに(2009年7月16日のブログ)追記で書き足したように映画やドラマの中の話ではなく現実に心臓発作で急死してしまったけれど。

それはさておき友人が遭遇した何かの撮影現場は何だったのだろう、見覚えのある女優とは誰だ、もう少し距離が近かったらはっきりと分かったのかもしれないがと友人は言っていた、レンガをの壁を背景にして、街路樹とベンチのある通りで誰かに名を呼ばれたように後ろを振り向くという演技だったようで、繰り返し繰り返し角度を変えて撮影していたという。

ほほう、いずれテレビや映画館でお目にかかるのだろうか、女優が誰であったのかに加え、どんな内容だったのかという点に興味があるのだ。

友人の本命である髭坊主は白い板を両手で持って右へ左へと位置を変えていたが、斜め後ろからの顔が見えるだけで観察している間は真正面でこちら側へ顔を向けなかったのが残念だったと言う。

そうか、まあ、しかたがない、斜め後ろ以外の容姿は、脳内の合成と補完で理想像を思い描いておけばよいのだ、うん。