仕事が終わってスマホを覗くと某ゲイ同士の出会い系アプリに新着メッセージが届いていた、開いてみると市内からだという私と同じ五十路の人からだった、内容はいわゆる通りがかりの人からの挨拶メッセージだったのだが、その中に最近よく見掛ける不思議な1文字を見付けた。
「ゎ」である、「自分ゎ市内に住む・・・」という具合だった、助詞の「は」の意味合いで使っている文字だ、もちろん誤変換では出てこない文字だろうから敢えてそうしているということになる。
これは使い分けで難しい助詞の「は」と「が」の関係うんぬん以前のものだ。
「ゎ」はTwitterなどでは頻繁に見掛ける書き方である、誰が使い始めたのかは分からないが若い人を中心に使われているようだ。
そして違和感を感じる人たちから不評をくらう、普段から使い慣れている仲間同士のメッセージではすんなりやりとりできても、多くの人の目に留まるTwitterなどでは指摘されることもある、中にはあからさまに「バカなの?」と言われていた人もいた。
私も「なんだこれは、変だなあ」とは思っていたが若い子たちの文字遊びとして捉えていたので特に何を言うこともなく見てはいた、ところが、それが50代からのメッセージで使われているとなるとさすがに変だと感じる。
そういえば自分のハンドルを日本語や英語アルファベットではなくわざわざキリル文字で書いて「何て読むのよそれ?」と訊かれていた人がいる、ハンドルの発音をキリル文字で書いたものではなく、英語アルファベットで書いた場合の文字と似たような形をキリル文字の中から探してわざわざ書いていたのだ。
「何て読むのよそれ?」の人からは「だったら普通にアルファベットでいいんじゃない?」と更に指摘され、他の同名の人との差異化なのだと主張が返ってくると、「だって何て読むのか分からない名前書いても仕方ないでしょ?」で終わっていてなかなか面白いやりとりだった。
「ゎ」について思うのだがスマホで「は」の代わりに入力する場合は面倒臭くないだろうか、私のスマホでは「わたしは」で「私は」と変換はしてくれるが「私ゎ」とはならない、何か特殊な機能があって置き換えてくれたりするのであれば簡単だろうが、それだと普通に「は」と変換して欲しい時には逆に修正の手間がかかることになる。
「ゎ」より「は」のほうが簡単なのだ。
そうはいっても若い人の文字遊び、仲間同士のやりとりでは問題ないだろうから楽しめばいいとも思う、だが、初対面の人や仕事上のやりとりなどでは禁物だろう、それこそ私がTwitterで見た違和感を感じる人の反応のように好まれない場合も多々あるはずだ。
そして、50代ともなれば普通に「は」を使えばいい。