何か面白そうな映画があればキャナルシティかJR博多駅の映画館まで出掛けてみようと上映スケジュールを調べてみると・・・ううむ、知らない映画ばかりだし興味をそそられるものが何もない。
それにしても邦画が多い。
私は映画が好きでよく観てはいるが、映画館に出掛ける回数はめっきり減った、いや、ほとんど無くなったと言ったほうが正しいだろう、なにせ最後に観たのは昨年8月6日の「シン・ゴジラ」なのだ(2016年8月6日のブログ)。
映画か・・・、思い返してみるといろんな映画を観てきた、つまりはそのぶんだけ「最初の映画」があるということになる。
たとえば、映画館で観た最初の洋画は「エクソシスト」、私よ、いきなりホラーなのか。
最初のアニメ映画は「銀河鉄道999」、一緒に観に行った隣の座席のI君の膝が当たってドキドキ。
最初で最後の無料鑑賞券(抽選)で観たのは「サスペリア」、またホラーか、ちなみに場所は中洲の東宝シネマ。
最初の007シリーズは「007 私を愛したスパイ」、オープニングクレジットは美しく、カーリー・サイモンが歌う「Nobody Does It Better」も素敵。
学校をサボって観に行った最初の映画は「スターウォーズ」、「学校は?」と入り口で訊かれ「休みました」と回答。
最初に名画座で観た映画は「ルーという女」、悲しい女だ、場所は天神のセンターシネマ。
初めて時代背景の複雑さを強く感じたのは「ジュリア」、そして暗く怖くもある、アカデミー賞でのバネッサ・レッドグレーブの発言は物議を醸した。
ハッテン映画館で観た最初の映画は「夜よ、さようなら」、ちょうど半分くらいまで観たところで隣の男から太ももに手を置かれたが好みではなかったので払い除けた、そのくせ半勃ちしていたり、脳と体は別なのか。
天神映劇という入場料300円の映画館だった。
初めて居眠りをしてしまったのが「ホーム・アローン」、これは私には合わなかった。
初めて正月に観たことを後悔したのが「ダンサー・イン・ザ・ダーク」(2015年9月1日のブログ)、元日に観る映画ではなかった。
他にも・・・ああ、きりがない。
ピーク時は年間に30本近く観ていた、世の中その10倍も観る映画好きな人もいるので30本ほどというのは微々たるものなのだが、それでもここ数年と比べるとずっと多かった。
今はクリックひとつで部屋にいながら好きな映画は観られるが、たまに腹に響くような大音響と視野からはみ出すほどの大画面なら面白いだろうなと思う映画も少なくない。
今年はこれから観たいと思える映画は登場するだろうか、ファーストデイなどに関係なく料金割り増しでも観たいと思える映画があればいいなと思う。