大学芋をいただいた、油で揚げたさつまいもを砂糖を煮詰めて作った糖蜜を絡めてカラリと仕上げたお菓子のことである。
私は元々さつまいもが大好きでじっくりと焼いたものを好んで食べることが多い、もちろん大学芋も大好物だが焼くよりは手間がかかるのであまり作らない、なのでいただきものは有り難い。
さつまいもは大好きなのだが困ったことに時々胸焼けを起こすことがある、たいていは胃薬などではなく水を飲んで放っておけば治まるが、今日の胸焼けは昼過ぎにいただいた大学芋を数個食った後の外出時に起きた。
何か飲んで治めようかと近くのスーパーへ入った。
よく胸焼けには牛乳を飲めばいいという説がある、実際効果があったという口コミもあるようだが、私は乳糖不耐症なので牛乳を飲むと高確率で下痢をする、胸焼けに効果はあっても手頃な飲みきりサイズですら牛乳には頼れない。
いっそ直接的に料理用の重曹と水でも買って胃酸にぶつけてみれば速攻で治まるだろう、だが、中高年に過剰なナトリウム摂取はよくないので止めた。
炭酸飲料を飲むと治まるという意見もあるようだが、これはどうだろう、炭酸が胃を刺激してかえって酷くなりそうな気がするのだが・・・。
結局試したのはやはり水、とはいえ初めて見掛ける500mlサイズの天然水だった、「温泉水99」という鹿児島は垂水温泉の天然水でPH9.9(!)というアルカリ性で、しかも癖の無い軟水なのだ。
価格も1本約150円と他の水と比べて極端に高いわけではないが、売っている店はそれほど多くないもよう。
早速飲んでみたところ胸焼けはすんなりと治まった、「胃酸が水で薄まったからだろう」と思う人もいるかもしれないが、PHは酸性側にしろアルカリ性側にしろ相当な量の「ほぼ中性な水道水」で薄めたからといって値が容易く変化するものではない、今日のような突発的な胸焼けにアルカリ性の飲料水はかなりの効果だったと感じる。
そう、突発的な胸焼けには有効だと思う、それに対し毎日同じ時間帯やメシを食った後に必ず胸焼けをするような病的なものは原因を探って治さないと解消しないので今日のような方法は使えない、そういった人は病院で診てもらったほうがいい。
胃薬に頼るほどではなく、牛乳は体質に合わない、重曹は嫌だ・・・など、そういった時の選択肢のひとつとして胸焼けにアルカリ性の天然水は有効だと思う。
おっと、「じゃ、胸焼けには胃酸中和でアルカリ性のものなら何でもいいのだろう」などと思わぬようにされたし、せいぜい重曹までということで、それとてナトリウムの摂り過ぎで血圧が上がりそうなのでお薦めはしない、全てはあくまで自己責任ということで。>皆様