2017年6月28日水曜日

レジ待ちの3人には合わなかった歌声

梅雨時の天気予報はあてにならない、南と北から誤差程度に押されただけで九州ひとつぶんの範囲で天気はガラリと変わる、なので何か用があれば雨が上がっているうちに出掛けて済ませるのが賢明と言える。

夜までずっと曇りの予報だった今日もそう、実際には夕方はすぐそこまで雨が迫っていた、高解像度レーダーで雨雲を確認したので今日の内に明日の分まで買い物をしておこうと出掛けた、明日は明日で晴れるかもしれないが結局どうなるかは直前までわからないからである。

いつものディスカウントストアをグルリと巡って必要なものを集めてレジへ、私の前には3人がいた、1人は清算中の人、次は女性2人組み、そして私という順番。

次の女性2人組みは自分たちの番を待つ間終始小声で話をしていたのだが、「ねえ、この曲、うるさくない?」と店内に流れる歌声について言った、そうだ、私もそのキンキン声をうるさく感じていた1人なのだ、世間一般では人気曲かもしれぬが、私を含めた今日のレジ待ちの3人には合わなかった歌声である。

若い女性の歌声だが誰だろう、元々ハイトーンなのだと思う、それをパワーを上げて高音パートを歌うのだから耳に響くのだ、なんという曲だろう。

夜にその曲のことを思い出してネットで探してみた、方法は繰り返されている歌詞のフレーズを使って探すというタイトル不明な曲を探す時の常套手段を使った、これで探せぬことも多いが、それなりに辿り着けたりもする。

Googleで検索キーワード「I need you love」、そこへ、ここには書かぬが曲の印象をひとつ足して検索した、その結果見つけたのは「Beverly」という人が歌うキーワードそのままの曲だった。

Youtubeで見てみると歌そのものは上手な人のようだが、曲のどこかピンポイントでハイトーンを活かせたのならどうだっただろう、別な感じの曲の歌声なら私の前にいたレジ待ちの2人連れも気に入ってくれただろうか。

それにしても流行りの曲を歌う面々が誰なのか分からぬこと全く甚だしい、うっかり選局の歌番組の画面に居並ぶ人たちを見てこれは誰だ、あれは誰だ、どこの国の人なのだと思っているうちに別な誰かが歌い出してポカンとするのはこの私だ。

そうか、こういう面食らった状態を浦島太郎状態と言うのだな、・・・と、これは死語かもしれぬので流行りの曲に詳しい年代には逆にポカンとされそうだが。