2017年6月22日木曜日

雨不足から洪水警報

梅雨に入ったものの、前線が日本の南海上に停滞していたせいで日本列島は広く雨の少ない状態が続いていた、やっと前線が北上したかと思えばいきなりの大雨で洪水警報が出た地域もある、しかも広範囲に。

私も高解像度レーダーで雨雲の様子を見ていたが、九州南部を通った活発な雨雲は四国にかかり、紀伊半島から東海へと移動した、一昨日だったか、高知県の数ヶ所の雨量を1時間おきに見て、ざっと暗算しただけでもほんの数時間で100mmを超えていることに驚いたものだ。

降らないと雨不足で、降り始めると大雨、なんとも極端な話である。

これからどうなるのかと数日後の予報まで目を通したところ、九州北部は来週半ばあたりまでは雨が多いようである、だが、10日後までの850hPa風速予測を見ていると今月末から太平洋高気圧がググっと強くなって前線が九州の北まで北上しているという予想もある。

そのまま梅雨が明けるということはないだろうけれど、降るか降らないかのはっきりした陽性型の梅雨は意外と早めに明けるのかもしれないと思ってみたりもする。

まあ、あまり早くに明けてしまうと水事情に苦しい福岡は不安ではある、かといってサイレンが鳴り響くような降り方もまた怖い。

雨が極端に少なかったのは大阪や東京も同じだろう、この梅雨はどの程度恵みの雨をもたらしてくれるやら、一方で災害が起きなければいいなと思う。

その中間をとって調度良い降り方を・・・と、そう願うのは人間の都合ではあるのだが。

夏至も過ぎて1日の昼の長さは再び短くなり始めている、福岡で言うなら明日は夏至と比べて昼間の時間はもう28秒ほど短いのだ、季節は進む、グラフにすれば緩慢か急峻かの違いはあれど。

とにかく梅雨も後半、大雨や気温と湿度の上昇による熱中症などにはご用心を。>皆様