2017年4月13日木曜日

北海道とゴキブリと謎のセミ

いつだったか随分昔に「北海道にはゴキブリはいない」と聞いたことがある、人の行き来と合わせて津軽海峡を渡り、冬は暖かい部屋のどこかに隠れて寒さを凌ぎつつ北海道にも生息していそうな気はするので「ゴキブリはいない」というのは北海道の特色を出すための大袈裟な話なのだろうと思っていたのだ。

ほら、たとえば福岡の人は毎日辛子明太子を食っているという極端なイメージのようなものだ、もちろん辛子明太子は好きでもたまにしか食わない。

夕方にYouTubeで珍しいクモの動画を見た後で「北海道の人はゴキブリを見たことがないらしい」というタイトルの動画を見た、ソースは民放番組で、虫カゴに入れてあるゴキブリを東京の人に見せると悲鳴をあげていたが北海道の人は珍しそうに見ていた。




北海道にゴキブリがいないというのは本当のことなのかもしれないと今さら思ってみたりする。

このあたりどうなのだろう、動画では虫カゴの中にクロゴキブリが入れてあったが、もっと小型のチャバネゴキブリは北海道にもいるらしいのでゴキブリの種類の違いで生きていく上での限界が北海道のあたりで微妙になっているのだろうか、クロゴキブリなら津軽海峡あたりで、チャバネゴキブリなら道南や道央までといった具合に。

まあ、道南や道央までという点については完全に私の想像なのだけれど。

とにかく、動画で見た北海道のクロゴキブリに対する反応は驚きだった、私なら東京の人たちのように「うわっ!」と顔をしかめるだろうし、真夏に部屋の灯りめがけて窓辺に飛んでくるゴキブリにはうんざりである。

虫繋がりで思い出したのだが、これも先日YouTubeで見た動画で北海道でのセミを撮ったものだが初めて聞く鳴き声がなんともユーモラスで興味深く繰り返し何度も再生したのだった、セミの名はハルエゾゼミ、その存在は知っていたが鳴き声は初めてだった。




狭いようで日本は意外と広いなと思う。