2016年11月4日金曜日
たまには広い景色など
今日を有給休暇とし、昨日と明後日までを繋げて4連休にした友人がいる、その友人が県南部の実家に帰るがドライブがてら一緒にどうだと誘ってくれた、私も今日が休みなのを知っていたのだ。
特に用があるわけでなく大喜びでついて行った、親御さんは既に亡くなられていてご実家には農業を継いだ弟さん夫婦が住んでいる、私も以前に何度か会ったことがある、土産物は何にしようかと一瞬迷ったがメシのおかずに良いだろうといつもの直売所で切子(2015年4月20日のブログ)を買い保冷剤を仕込んで持って行った。
高速道路も利用して福岡市内から片道1時間もかからず到着した、友人は助手席の私が不安がるほど飛ばすのだ、私が運転していた頃だとこうは早く着かなかっただろう、私は時速85kmほどまでしかスピードを出さないので追い越される専門だったのだ。
弟さん夫婦は実家の壁を一部打ち抜いて仕切り無しの広い部屋にリフォームしようとしている、兄である友人はその確認での里帰りなのだ。
そんな兄と弟が図面を見ながらああだこうだと話をしている間、私と奥さんは庭で乾燥させた大豆を選りながら世間話をしていた、なんという光景だ、でも楽しかった。
ふと気付くと男2人の声が大きい、意見が合わないのか怪しい雰囲気になってきたので奥さんには理由は不明だがカリカリしている友人と大豆の選別を代わって貰った、なので大豆の選別作業は私と友人、奥さんは弟さんと台所で遅めの昼メシ・・・いや、昼ご飯の支度である。
そのまま40分ほど作業を続けた午後1時過ぎ、弟さんの畑で収穫した里芋たっぷりの昼ご飯をいただいた、実に美味しかった。
兄弟共に気が鎮まったのか食ってる最中もその後も普段通りに戻っていた、少し時間を置いた上に腹がいっぱいになったので落ち着いたのだろう、友人は弟さんに「全部任せるから好きにしてくれ」と何かのついでのように言った、苛立っていた先ほどのことで照れているのであろう。
何がどういうことになっているかは分からぬが、実際に家と土地を守っているのは弟さん夫婦、そう、助けを求められない限りは全て任せておけば良いのだと思う。
帰路に着いたのは午後3時過ぎ、友人の実家から離れて数分の場所で車を停めて貰った、福岡市内に住んで普段通りの生活をしていると博多湾から遠くを望むことはあっても、山の手前に広がる田畑を目にする機会はない。
そこに住んでいる人ならなんということもない風景だろうけれど、私には新鮮だった、記念に1枚パチリ、季節の歩みが遅かったせいか秋の風情は乏しいけれど。
そうだ、帰り際に弟さん夫婦から里芋と一緒に選別をした大豆をいただいた、里芋は昼ご飯でたくさんいただいたので姉にあげた、大豆は私が使わせてもらおう、油揚げや大根と煮るか、自家製納豆でも作ろうか。
とにかくかなりの量である、いただきます。