2016年11月26日土曜日

発酵完了


今月初旬にいただいた大豆(2016年11月4日のブログ)、既に何度か水煮にした後で煮豆にしたりかき揚げの具材で使ったりと食しているが一昨日でストックが無くなったので再度水煮を用意した後で煮豆と・・・今回は納豆も作った。

結果は良好、大粒なので発酵に30時間ほど掛けたがしっかりと糸を引く納豆に仕上がったようである。

実は今までに何度か挑戦しているが失敗したことは無い。

作り方は乾燥大豆を一晩水に浸すか、熱湯にいきなり投入し2時間ほど待って戻す、それを蒸すか水で煮るかで柔らかくするだけである、ものすごく時間がかかりそうな感じもするがそんなことはない、せいぜい2時間あれば充分で、私は室内に湿気がこもるのが嫌なのでカセットコンロをベランダに置いてそこで煮た、煮始めは泡立つアク取りで忙しいが差し湯をすればそれも治まる、あとは弱火で放置、グラグラするほどの火力は必要なく数ヶ所で沸騰するくらいの火で充分、ちゃんと柔らかく煮える。

極端なことを言えば沸騰した段階で完璧に保温可能な容器に鍋ごと収められるのならばそれで2時間以上待つだけで火力を足すこともなくちゃんと煮える。

おっと、私は点火の段階で小さじ半分くらいの重曹を入れている、煮上がった段階で新品のカセットボンベは残り1/4程度か、そのくらいしか使わない。

あとは煮上がった豆の湯を切り容器に移して種菌をまぶすだけなのだがここがポイント、私はプラスチック製のタッパを使ったが事前にしっかりと殺菌するのが重要、私は蒸し器で5分ほど蒸して殺菌した、これなら容器が水没するほどの水を沸かす必要もないし、何より蒸気は熱をまわす効率がとても良い。

種菌は市販の納豆を1パック、これに熱湯を加えてフォークで潰すだけで完成、この時使う容器とフォーク、あとで使うスプーンも蒸し器で殺菌済みのものを使った。

タッパに移した水煮大豆が熱いうちに先ほどの種菌をスプーンでかけてムラができぬよう和える、容器の殺菌に使った蒸し器の身(蒸し器の内側の段に取り付ける蒸気が通過しやすく作られた棚のような部分、食材はこの上に置き、下には沸かす水を入れる)の上にタッパを互い違いに重ねて蓋をし、バスタオルで覆い30リットルのビニール袋を被せてカバーは完了、この状態で放置する。

気温の低い時期なので半日ごとに被せていたカバーを外し触ると熱い程度に蒸し器ごと再加熱、蒸し器の蓋を一旦外して空気を入れ替えてから元のようにカバーし保温、真夏ならば再加熱は要らない。

30時間ほど経つと水煮大豆のツヤは消えて表面に粉がふいたようになっていた、ここで消毒用アルコールで殺菌済みの蓋を被せて冷蔵庫で2日も経てば食べ頃となる、多く作った分はラップに小分けで冷凍も可能、今回もそうした。

できあがった量は市販の40gほどのパックにして30パック強くらいか。

こうやって手順を書くと面倒臭いように思えるが、・・・うん、実際に時間はかかるし手順も面倒臭い、手間を楽しむわけでなく少量を食うだけなら買うのが正解、だが、この面倒臭さは嫌いではなく寧ろどこか楽しんでいる部分もある。

そもそも私は役所の手続きや家電品やソフト、アプリの設定など「面倒臭いなぁ」と思えることをやるのはブツブツ言うくせに嫌いではないのだ。

おっと、ただし、「面倒臭い人」は好きではない、まっぴらである。

さて、いただきものの大豆は残るところ・・・2/3ほど、まだ1/3しか使っていないのだ、まだしばらくはいろいろと使える。