2016年11月23日水曜日

壁に耳あり

勤労感謝の日の今日も普段通りに仕事だった、早朝から出て午後の仕事上がり、他の祝祭日と違ってこの日は平日に近い仕事の量があるのは「勤労感謝の日は仕事をする」という会社があるせいではないだろうか。

とはいえ、勤労感謝の日の本質は新嘗祭なので「働けることに感謝し・・・」という広く一般化されている解釈は違っているのだが、まあ、働けることの有り難さはこの祝日に限らず確かなのは間違いない。

正午少し前にやって来た馴染みのお客さんと少し話をしたのだが、今日は朝から社長に叱られたと言って苦笑していた、「バス(運行予定)も日祝日用なので調子が狂う、なんで祝日なのに仕事なんだろう、しけ会社」と仲間と話していたのを社長に聞かれてしまったらしい。

これが部長〜係長などであれば叱られはしても社長の耳に入るまでには至らないだろう、その上司が部下を諫めると同時に失言や失態を吸収してくれるはず(?)だからである。

ところが、今日のお客さんは休憩室を拡張した喫煙室の外側でのやりとりを、その時点でまさに喫煙室の中で一服していた社長が直に聞いてしまったのだった、社長も他の社員と同じくタバコはそこで吸っていることを知らなかったらしい。

わぁ、「しけ会社」か、それはマズい。

昼メシが終わって職場に戻り、定時で上がる予定なのだが「後からちょっと来なさい」と呼び出しをくらうのではないかと恐れていた。

時々、映画やドラマでトイレでの内緒話を個室に居た誰かに筒抜けで聞かれてしまう場面があるのだが、そういった状況は現実にどこにでもあると思う、迂闊な言葉ほど注目されがちなので漏れやすかったりもする。

壁に耳ありだ、聞かれてマズそうな話は周りの状況をよく確認し、安全を確かめた上で。

壁がそうなので、障子には目がある、どこで誰が見ているかわからない、壁同様に立ち居振舞いもまた然りである。