実使用から1週間が過ぎた姉の食器洗い機(2016年11月7日のブログ)の様子を見に行った、晩メシも終わった頃であろう時刻を見計らって行ったのだが姪っ子が来ていてお好み焼きを焼いている最中だった、遅い晩メシである。
食うのはそれだけかと訊くとそうだと答える、足りないだろうと言うと3枚分の材料があるし、大根サラダもあるから大丈夫らしい。
食器を洗うのはもう少し後だったので姪っ子のお好み焼きを観察していた、ホットプレートで豚玉を2枚同時に焼いていて、焦がしすぎることもなく出来上がりは悪くなかったが、食べ始めた姪っ子は何だか物足りないという。
材料も、生地も、混ぜ具合から焼き具合まで特に問題は無いのにと言うのだが・・・ひとつ足りないものがある、油だ、姪っ子は油を控えてほとんど使っていなかったのだ、ホットプレートはテフロン加工されていてお好み焼きの生地が焼けてくるとスルリと滑るほどで焦げ付かない、なので体にも悪そうだという考えから油はなおのこと使っていないのだった。
太りそうな点も嫌なのだろうと思う。
だが、お好み焼きにしろ炒め物にしろ、油が極端に少ないと美味しさが減ることがある、油そのもののコクといった味もだが、高温の油で焦げる部分の香ばしさも美味しさを生む風味のひとつになっている。
先に焼いた2枚のあとでもう1枚焼かせてみた、今度はしっかりと油を引いて。
「ええっ、そんなに?」と姪っ子が言うほど油を引いた、とは言っても大さじ1杯くらいだ、姪っ子には多過ぎるのだろう。
油をちゃんと使うと熱いプレートの表面と食材の間で効率よく熱を伝える役目をしてくれる、ちょうどPCで高温になるCPUとヒートシンクの間にグリスを塗るのに似ている、この結果、焼き色の付いていない白っぽい部分と、炭化に近いほどカスカスに焦げた部分のようにムラになることもなく均一に焦げ目が付いて良い具合になる。
この時使う油はもちろん新しいものでも良いのだが、できれば・・・タマネギを揚げた後の油だと更に風味が増して美味しい、私は揚げ物をする時には必ずタマネギ1個分をかき揚げにする。
さて、3枚目を食べた姪っ子は縁が香ばしく表がカリッとしていて美味しいと喜んでいたが、「うーん、やっぱり太りそう」とのこと、やはりそれか。
3枚目を食べ終わったところで姉が食器洗い機に使った食器類をセットしスタートボタンを押した、汚れが落ちてきれいになるのはもちろん嬉しいが、それよりもしっかり乾いて仕上がるのがとても気に入っているらしい。
もしかすると置き物になっているのではと思っていたのだが、ちゃんと使っているようなのでよかった。