午後の休憩時間に友人が電動アシスト自転車(2015年8月3日のブログ)に乗って仕事場近くまでやって来た、明日は雨で気温が下がり、今日のように屋外のベンチで飲み物片手にのんびり話すこともできそうにないので暖かい休憩時間を楽しんできた。
日差しはなくどんよりと曇ってはいたが。
友人の自転車を何気なく眺めているとハンドル部分に新たな傷ができているのを見つけた、買ってまだ1年も経たぬのに順調に傷だらけになっているのは乗り回しているからであろう、「倒したな」と傷を指差して笑うと自宅に停めていて風で転倒したと言うのだ。
驚くことにもう10回は倒れているという、九州北部沿岸では冬場の強い北風はちょっとした台風並みに吹くことも珍しくないのである、友人によれば「この自転車は素晴らしく重くて倒れやすい」。
試しに目の前にスタンドを立てて停めてある自転車を横方向から手で前後に力を加えてみると・・・なるほど、軽い力で傾いてしまう、これならスペースだけ供されていて自転車を固定する機構など何もない駐輪場内だと倒れてしまうだろ、しかも、友人は自転車カバーをかけているというのでますます風の影響を受けやすい。
そこで2人して考えてみた、どうすれば風に倒れることなく駐輪できるだろう。
理想なのは歩道と車道の境にあるガードレールのような頑丈なものにアジャスター付きの幅広ナイロンベルトでギュッと固定する方法だが肝心の「頑丈なもの」が身近にないのだと言う、友人宅を思い出してみると・・・確かにそういったものは無さそうである、そもそもマンションの敷地内ならばどこにでも好きな場所に停めてよいというわけでもない。
友人は重量のあるブロックのような前輪スタンドの購入を考えているらしい、前輪を乗せる溝が切ってあるスタンドで駐輪の安定化に効果があるというのだが・・・どうだろう、そのブロック状のスタンドそのものは風でびくともしなくても、その上の部分である自転車が傾けばスタンドは容易に倒れてしまうのではないだろうか。
仮に、傾く自転車をガッチリと固定できたとしても、傾こうとする力に対する支える力は自転車の前輪そのものにかかるはずなので変形したりなどの影響が出たりしないのだろうか。
それならば後輪に付いているキックスタンドを幅広タイプのものに変えたほうが良いような気がする。
あと、自転車カバーも風が強い日は使わないほうが良いのではという気がする、自転車全体くまなく濡れないようにするのは諦めて、濡れて困るバッテリー装着部とコントローラーのあるハンドル部、サドル部だけはしっかりガードするという方法だ。
友人は具体的にはどうするのだと私に訊いた、なのでレジ袋と養生テープを使う方法を提案したら不格好過ぎると笑われた(笑)、大きめのレジ袋を3枚用意し、1枚は右ハンドルに被せて持ち手部分をハンドル中央で結ぶ、2枚目は反対側の左ハンドルに被せて1枚目の結び目を覆う形でやはり中央部で結ぶ、あとは繰り返し使えるビニール皮膜のワイヤーを軽く撚って風で飛ばぬよう固定。
サドルもレジ袋を上から被せ、サークルロック(鍵の部分)の下あたりで持ち手の部分を結ぶ、これでサドルの支柱部分までカバー。
残るはバッテリー装着部、バッテリーを外して保護カバーをセット、その上から粘着力のあまり強くない養生テープでぴったり蓋をして雨水の侵入を止めるのだ、多少の雨は想定されているはずの造りなので養生テープでガードすればかなりの雨にも耐えてくれそうな気はする。
ただし、これらは慣れるまでは面倒だし友人が笑うように見た目が悪いはず、まあ、いよいよの時の対策として参考にしてもらえればそれで良い、高価な自転車だったはずなので大事に長く乗って欲しいところである。
いっそのこと最初から邪魔にならぬ場所へ倒しておくという方法もある、これなら何がどうあっても新たに倒れるということはない、ははは。