2016年3月26日土曜日

「世界入りにくい居酒屋」

録画していたBSプレミアム(NHK-BS)の「世界入りにくい居酒屋」、毎回楽しみにしているのだが録画済み番組の一覧を何気なく見て気が付いた・・・最終回だった、番組そのものというよりはシーズン2が終了ということのようなのでホッとはしているが。

もし、この番組そのものが終了ということだったらとてもつまらないだろうなと思う、「岩合光昭の世界ネコ歩き」も終了などしようものならNHKを見る機会は激減してしまうだろうなと思う。

終了の気配など無いので良いのだが。

この番組の趣旨はシンプルで、世界各地の有名店ではない地元の人に愛されている居酒屋を紹介するというもの、旅行ガイドブックなどとは縁の薄い店ばかりが登場するのだがそこがまた良いのだ、観光客目当てではない地元客を対象にした飲食業を生業とする店主が経営する個性的な店が面白い。

ちなみにシーズン2の最終回はオーストリアのウィーンにある店だった、料理はカロリー高そうなものが多かったがボリューム満点で美味しそうだった、飲んで陽気に騒ぐ客らが見ていて楽しい。

過去の放送の中で特に行ってみたいと思った店が2店ある、ひとつはフランスはリヨンの飾らぬ女将が経営する店イタリアはナポリの一見気難しそうなオヤジの店、どちらも愛想を振りまくタイプの店主ではない、これが最も良いのだという我流のスタイルを通している、客もその点をちゃんと理解していて店主と気質的に合いそうな客が集まってきているようだ。

そこでは自分たちには合わないからといってマスコミを利用してまで集団で批判し客は神様なのだとばかりに我侭を通そうとする似非弱者な人たちのような醜悪で恥ずかしいマネは決して誰もしないような気がする、たぶんその通りだろうし、その通りなら素晴らしいことである。

さて、シーズン2は終わったが更なるディープの店を求めて番組はいずれ戻ってくるようだ、新シーズンではどんな店と店主、そして客らにお目にかかれるのか、今から楽しみである。