2016年3月28日月曜日

好奇心の勝ち

日が暮れるのが遅くなった、夕方といってもまだまだ明るい、自由な時間はいつも同じくらいにあったとしても外がまだ明るいのかもう暗いのかで使い道は随分と変わる。

そんな今日の明るい夕方は自転車のチェーンの汚れをきれいにしていた、古い歯ブラシとボロ布とオイルでチェーンを少しずつずらしながらオイルに浸した歯ブラシでゴシゴシと磨いてゆくだけだが。

そんな作業をしているところで向かい側の一軒家の門のあたりで首に鈴をつけた猫が少し距離を置いて小さな物体と対峙していた、何と向き合っているのかと立ち上がって見てみるとお菓子の外包みだ、ちょうど長さと言い大きさと言い、色合いもスニッカーズのそれのような感じだ、そう、あれはたぶんスニッカーズ。

その外包みは空なのだろうが風で時折り微妙に動いている、猫はそれが気になってしかたがないのだろう、でもそれ以上近寄るのは怖い、でも気になる、でも怖い・・・。

クンクンと匂いを嗅ぎ、すぐに逃げれる体勢をとって前脚でパンッと猫パンチを左右交互に見舞う、何度目かで外包みがほんの少し跳ねた時に猫も驚いて倍以上は飛び上がった、そして走って離れたのだった。

見ていて可笑しかったが猫のそういう行動は可愛い。

再び自転車のチェーンを磨いていると先ほどの猫が鈴を鳴らしながらジワジワとまた外包みに戻ってきた、飛び上がるほど怖いのなら近寄らなければいいのにとは思うが、怖さよりも好奇心が勝ったのだろう、また猫パンチだ。

姿は見えぬが子供の話声が聞こえてきた、複数の女の子だ、私から見える範囲の左側から近付いている、猫の背後からである、声がさらに近くなったところで猫が後ろを振り返り、そして左側から2人連れの女の子の姿が見えた、女の子は「首輪してる」としゃがんで猫を触り始めたのだが猫は嫌がってすぐに女の子の手をすり抜けてどこかへ行ってしまった。

そんな猫の様子に女の子らも立ち上がってまた話ながら右側へと歩き去ってしまった、猫は私がチェーンの手入れをしている間にはもう戻ってこなかった。

子供らに撫でてもらうことに興味は無かったようである。