九州産の早生キャベツがたくさん出回っている、巻きの緩い葉はくしゃくしゃとしていて見るからに柔らかそうで加熱調理をして食べるのが勿体無い気さえする、私は早生キャベツは千切りにして食べるのが一番だと思っている。
今日も1/4個を千切りにし、生姜と塩と酒で味付けした鶏肉をフライパンで焼いただけのものの隣に山盛りにした、他は豆腐とアオサの味噌汁という簡素な晩メシ。
いつも通りに千切りキャベツには酢をかけて全体になじませていた、食べる直前に少量のドレッシングをかけるのだが今夜は何もかけずにまず一口食べてみた。
・・・甘い、ほのかに甘いのだ、キャベツの甘味というよりは酢の甘味だった、ちなみに私が使っている酢は特別なものではない、近所のスーパーで売っているプライベートブランドのものだ、ガラスのボトル1本で100円もしない穀物酢である。
そのままの酢など甘いものかと思う人もいるだろうが、面白いことに体調によってただ酸っぱかったり甘かったりと感じ方が違ってくるらしい。
甘いと感じる時は体が疲れているらしく、体が酢を欲しがっているのだと何かで読んだ、ネットの記事だっただろうか、その点ははっきりとは覚えていない。
疲れてない場合は酸味のほうが勝り酸っぱく感じるのだとも書いてあった。
なるほど、言われてみればそういうものなのかもしれない、真夏に大量の汗をかいて水分と塩分を失った人が梅干しと水との休憩で塩気はあるが後味に甘味を感じると言うのと同じことかもしれない、体が欲しているのだろう。
私は疲れているのだろうか、・・・ああ、年齢なりに昔のようには時間いっぱい働くというのが体に堪えるようになってきたのだろう、酢のほのかな甘さから自分の年齢を強く意識してしまった。
今夜は脂っこい食事ではなかった、消化に良さそうなものばかりで、酢もそれなりに摂った、シャワーでさっぱりしたし、歯磨きも終わった、今夜中にすべきことは他にはない。
なのでこの後はすぐに寝るとしよう、疲れやすくなったであろう体を今日くらいは早めに寝かせることにする。
キャベツの千切りだけではなく、トマトにしろキュウリにしろ少量の酢をかけてみて、一口目で甘味を感じたら・・・その時は疲れが溜まっているのかもしれない、あっさりメシで腹八分目で抑えたら、あとは早めに寝て体を労ってあげてくだされ。>皆様